コースター評価 那須ハイランドパーク編(2)
GWに那須ハイランドパークで9種類のコースターに乗りましたので、簡単に評価コメントを残しておきたいと思います。
その(2)は、2009年登場の「アドベンチャーコースターSHINPI」他主要コースターについてです!!
<アドベンチャーコースターSHINPI>
屋内型コースターとして登場したSHINPIですが、3歳以上で乗れる、最高速度25km/hというスペックで分かるとおり、お子様向けです。
とは言えシチュエーションに拘った作りになっており、お子様だましではなさそう。
入口の作りからしてなかなか雰囲気が出てますよね!!
写真-1:SHINPI入口
基本的には建物の中を走る形になっていますが、終盤一部分だけ屋外(といっても屋根がありますが)に出る部分があり、その部分にアトラクション入口があります。
動いている乗り物が見えるというのも利用UPにつながる部分でしょうから、このシチュエーションは良いかもしれません。
そこそこの年齢の人が雰囲気で乗ってしまって、お子様向けだったかぁと思わせる一面もあるかもしれませんが、それはまぁそれで良いかと(笑)。
冒険心を煽る荘厳かつ神秘的な音楽が流れており、これが妙に耳に残る感じで実にグーです♪♪
写真-2:乗り場とコースター車両
コースター車両は4人乗り5両編成となっており、定員は20人です。
いわゆるドラゴンコースターと同じタイプの車両で雰囲気は大人っぽいですが、お子様向け仕様であることが乗った時に分かる感じですね。
デザイン的には探検ということでインディのジープのような雰囲気かな?
乗り場周囲を含めて、デザイン面にこだわりがある感じは良いですね。
写真-3:屋外部分を旋回!!
ドラゴンコースター系の自走式のタイプになっており、コースの基本的な設計もドラゴンコースターに似ているような印象を受けました。
急勾配というものはなく、緩やかに旋回しながら上昇し、旋回しながらドロップするというよりは坂を下っていくという感じでしょうか。
その過程を神秘の旅というシチュエーションにしている訳です。
ドラゴンコースターは自走式でかつ旋回半径が無いこともあり、ある意味激しいコースターですが、このSHINPIは旋回半径が大きいレイアウトになっているので、まったりとした感じです。
これならば大抵のお子様は安心して楽しめるかな?といったところです。
適度にシチュエーションのディテールにこだわりが感じられることから、雰囲気を含めてそれなりに楽しめるコースターと言えそうです。
◆落下的スリル:★☆☆☆☆(まったり)
◆コース的スリル:★☆☆☆☆(まったり)
◆爽快感:★★☆☆☆(まあまあ)
◆総合満足度:★★☆☆☆(やや満足)
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<ビックバーンコースター>
「園内一の絶叫マシーン」と公式サイトにありますが、まさにその通りのコースターでして、F2がエースならば、ビッグバーンコースターはベテラン守護神といったところでしょう。
ほぼ垂直落下な荒くれファーストドロップは国内でも最大級の素晴らしさと断言できます。
オイラの男性の大事な部分センサーが反応しまくっているから間違いないっす!!
写真-4:ビッグバーンコースター乗り場全景
一昔前のコースター乗り場といった感じですが、このシンプルさがむしろ怖さを誘います。
まんなかのイラストチックなビッグバーン文字がコミカルですが、コースは全然コミカルじゃないという・・・(苦笑)。
車両は4人乗り6両編成で、垂直ループがあるため頭の上からハーネスを降ろして体を固定するタイプです。
足元が若干狭いため大人の男性だと足の固定がちょっと窮屈な感じかな?
そのぶん足の踏ん張りが効くと思えれば、このコースターに関して言えば、これはこれで良いのかなと思ったりです。
写真-5:リフトアップ巻き上げ状況
比較的ゆっくりとリフトアップしていきます。
雄大な景色を堪能するというより、左側に見えるファーストドロップのすさまじい勾配状況を見て観念するための時間なのかもです(笑)。
ファーストドロップを真横から見せる、なんて素敵なレイアウトなのでしょうか!!
写真-6:バンク無し旋回で加速していく!!
リフトアップした後は、ぐるっとUターンする形で左旋回していきます。
ほとんど勾配はありませんが、バンクが無いため加速が増すごとに体が外側に振られる感じでビビります。
素直にUターンでドロップではなく、リフトアップ側に曲がって逆旋回してドロップというのも、ドロップする先のコースを若干見せてから落ちる形になり、ビビりシチュエーションMAXです。
いやぁ良いなぁ、このパート。
何度乗ってもまた乗りたくなってしまうだけの魅力がこの一瞬にはあります!!
写真-7:最恐ファーストドロップ
そして、ファーストドロップとなります。
最大勾配は75度という極めて厳しい勾配になっていますが、この数値以上の怖さを演出しているのは直前シチュエーションとコース設計によるものであることは明らかです。
落下高さは昨今の最新鋭コースターと比べれば高くなく、数値的には非凡なものになりつつありますが、何ていうか数値で示せない素晴らしさがあるんですよね。
自然落下しているというより、下から強引に引っ張られているかのような乗り心地は何とも言えない興奮と刺激があります。
もうね、病みつきですよ!!
写真-8:垂直ループその他
なんか他はおまけみたいですが、まぁファーストドロップが最大の山場とも言えるわけで・・・(笑)。
ファーストドロップの後はキャメルバックでセカンドドロップと至り、そこから垂直ループとなります。
最初の乱暴なコース設計とはうって変って、セカンドドロップから垂直ループは何とも綺麗な線形です。
とは言え、垂直ループも浮くという印象よりも、豪快に走っているような印象を受けるのは、メンタル的なものかもしれませぬ。
垂直ループの後はUターン旋回してややドロップしてブレーキゾーン、乗り場到着という形で、もうおまけ部分という感じです。
まあ色々と個人的な思いで書いてしまいましたが、おすすめする理由をうだうだ書いても仕方ない感じで「とにかく乗ってほしい」の一言です♪♪
オイラの中でベスト6位のコースターです。
この存在感は未だ色あせずです!!
◆落下的スリル:★★★★★(最高)
◆コース的スリル:★★★☆☆(適度)
◆爽快感:★★★☆☆(適度)
◆総合満足度:★★★★☆(大満足)
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<サンダーコースター>
写真-9:サンダーコースター乗り場全景
サンダーという名称がついていますが、いわゆるスクリュータイプの旋回をするコースターです。
八木山ベニーランドやとしまえんにあるタイプとは異なり、純粋にスクリュー旋回のみするコース設計になっており、やや小ぶりな印象です。
車両は4人乗り6両編成で24人乗り、ハーネスはビックバーンコースターと同様に頭の上から降ろすタイプです。
写真-10:2回転スクリュー状況
今回は時間がなくて写真が撮れなかったので、以前のものをば・・・
リフトアップ・巻き上げ後、緩やかに右旋回していきながら一気にスクリューループに突入します。
線形に無理はないものの、経年劣化もあって振動は大きめな印象かなぁ。
スピンターンコースターのレールを縫うように進んでいくところは視覚的にちょっと面白いところですが、所謂普通のループですね。
2回転スクリューを抜けると、S字で旋回してUターンして乗り場という形になります。
やはりちょっと物足りなさはありますかね・・・
◆落下的スリル:★★☆☆☆(緩やか)
◆コース的スリル:★★★☆☆(適度)
◆爽快感:★★☆☆☆(まあまあ)
◆総合満足度:★★☆☆☆(やや満足)
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<スピンターンコースター>
車体がフリーで回転する変わり種のコースターです。
遠心力で不規則回転するという、オイラの苦手なタイプではありますが、まぁ乗りました(苦笑)!!
写真-11:スピンターンコースター乗り場全景
回転するため、丸っこい形をした2人乗り車両が10両編成となって走ります。
ループはありませんが、ハーネスは頭の上から降ろすタイプになっています。
車両が回転するという最大の特徴を味あわせるべく視界が広がる程度の車両間の間隔はあるようで、どの位置に乗っても同様の楽しみ方が得られる模様です。
というか、回転しすぎてよくわからない状態になってしまうので、位置はあんまり関係ないかも・・・
写真-12:リフトアップ・巻き上げ状況
車両が回転することが特徴であるため、コースは比較的マイルドになっており、所々ドロップする部分はあるものの、基本的には曲線旋回コースになっています。
シチュエーションとして面白いのは、ビッグバーンコースターとサンダーコースターの合間のスペースを活用してコースを敷き詰めており、両コースターの目玉ともいえるループ部分にお邪魔しちゃっているところでしょう。
車両が回転しているので訳が分からないけれども、なんか他のコースターのそばを走っているさまはちょっと面白いかな。
車両の回転は完全にコーヒーカップと同様なので、はっきり言って酔います。
最後にはダメ押しドロップでいやらしい回転をさせるあたり徹底していますが、まぁそれが面白さなので、食事のタイミングを見計らいつつ乗るのが良いでしょう!!
◆落下的スリル:★★☆☆☆(緩やか)
◆コース的スリル:★★☆☆☆(緩やか)
◆爽快感:★☆☆☆☆(イマイチ)
◆総合満足度:★★☆☆☆(やや満足)
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<キャメルコースター悟空>
オーソドックスなキャメルバックタイプのコースターです。
いつの間にか悟空という名前が付いたのですね!!
写真-13:キャメルコースター悟空乗り場全景
4人乗り6両編成で24人乗りです。
ループはしませんが、ハーネスは頭の上から降ろすタイプです。
写真-14:キャメルコースター悟空コース状況
最大傾斜角度が約20度と、キャメルバックがテーマでありつつも落下勾配は比較的緩やかなのが最大の特徴です。
また広大な敷地を活用して、余裕あるレイアウトでコースが設定されているため、加速時の爽快感はなかなかのものです。
ただし、それは直線部分の話で、曲線部分についてはやや乱暴な線形になっており、経年劣化の振動と相まって、結構な疲労感が体にのしかかってくるのがちょっとマイナスですかね。
キャメルバックと旋回が連続する形になっているのは上手い設計だなぁとは思うのですが、やはり乗り心地が大味というのが率直な感想です。
◆落下的スリル:★★☆☆☆(緩やか)
◆コース的スリル:★★★☆☆(適度)
◆爽快感:★★☆☆☆(まあまあ)
◆総合満足度:★★☆☆☆(やや満足)
その(3)に続きます!!