2011年6月17日東急東横線ホーム延伸工事調査(1) 中目黒上り編
2011年6月17日に東急東横線全線(横浜除く)のホーム延伸工事状況を調査しましたので、複数回に分けて報告したいと思います。
その(1)として中目黒駅の上り線側部分についてコメントします!!
現行はホームの渋谷方端部を延長するにあたって、現行の線路を外側に移設する必要があり、そのための高架橋改修を行っている状況です。
ホーム端部から渋谷方を望むと、目黒川の橋梁の先の高架橋区間の端部付近に防護柵が設置されており、その脇・下部にて工事が行われているのが分かります。
ホーム端部付近から横浜方を望むと、ホーム拡幅対象範囲部分に線路と高架橋端部の工事箇所を切り離すための防護柵が設置されているのが確認出来ました。
高架橋の耐震補強工事が合わせて行われている状況ですが、いよいよ高架橋上部の改修が始まるという事なのかと推測します。
前述写真-2の部分を側道から見てみると、高架橋ラインより手前のラインでフェンスが構築されており、その上部は防音シートで完全に覆っている状況でした。
フェンスラインが将来的な上り線の高架橋端部ラインであることが伺える状況ですね。
なお、このフェンス構築にあたり、側道の反対側の東急ストア側に道路線形をシフトさせています。
付帯工事の進捗あっての状況という事ですね!!
目黒川を越えて、写真-1の防護柵が構築されているあたりの地上部を確認することにしました。
現地についてみてビックリしたのがこれ。
側道の真上に大きく貼りだした高架橋の横梁です。
何ともすごい工事をやっているもんだなぁと・・・
更に渋谷方を見てみると、現行の高架橋の柱を改築したうえで外側に拡幅する形で整備がされているのですね。
写真-4の部分だけ横梁がごついのは、目黒川の桁が載る位置だからという事に気づいたのは、このアングルで他の部位と見比べた際です。
なるほど、意味がある形だなと。
おそらく、目黒川上部に架かっている橋梁ごと横移動させる寸法なのでしょうね。
線路移動量を考えると、現行橋梁を活かしたまま新設橋梁を架設するのは困難ですし、工程を考えると新設撤去は面倒かなぁというのが率直な印象です。
前後の高架橋区間の改修を先行し、軌道も構築できるだけしておくことで桁をスライドすることは東急ならやっちゃいそうな気がします(笑)。
気になる部分としてホーム移設が同時に出来るか?という問題もありそうですが、後述する横浜方の保守基地撤去によるホーム延伸を行えば、暫定的に停止位置を横浜方にシフトさせることが可能で、ホーム移設の作業は最上限もしくは無しという形にできそうなのかなぁと思った次第です。
ちょっと気になる部分です!!
前述のとおり、ホーム横浜方も延伸対象位置です。
従来はモーターカー基地がありましたが、その機能は日比谷線の留置線端部に移設が完了しており、現在は施設を撤去している状況でした。
こちらは撤去後すぐにホーム延伸に移行できそうな状況であり、渋谷方の線路切換までになんらかの動きがあるのではないかと推測します。
その(2)に続きます!!