2011年7月1日JR武蔵小杉駅乗換連絡通路調査(2)
2011年7月1日にJR武蔵小杉駅の新設された乗換連絡通路の施設調査をしましたので、3回に分けて報告します。
その(2)として連絡通路のうち横須賀線側の状況です!!
横須賀線側コンコースから横須賀線・東海道新幹線の下を横断する連絡通路までのアクセスルートとして、左から動くスロープ、通路+階段、通路+エレベーターという経路があります。
動くスロープは2人幅が2基設置され、左側が南武線方面、右側が横須賀線方面となっており左側通行の形です。
主たる利用は動くスロープになろうかと思いますが、朝ラッシュ時等混雑時は階段経路もそれなりに利用されそうな気もします。
階段とエレベーターに続く通路は階段手前で分岐しており、エレベーターに繋がる通路は階段の右側をやや迂回して進む形になります。
EVの機械自体は連絡通路の通路機能を支障しない奥まった位置に配置されており、コンコース階、連絡通路階いずれの乗り場も流動導線から離しています。
エレベーターへの通路は階段手前部分からやや外側に膨らむ形になっていますが、遠回りというほどでもなく、適度なルート設定になっています。
通路幅は通路スペース上決して広くはありませんが、車椅子がすれ違える程度の幅は確保されているようです。
連絡通路階のエレベーター入口状況です。
エレベーターは標準的なサイズのものになるでしょうか。
レイアウト上、ドアは両フロアとも同じ側になっています。
動くスロープと階段を連絡通路側から見た状況です。
角を曲がってすぐに動くスロープ、階段という配置のため、特に動くスロープに対して導線の交錯が無いよう柵で仕切っているのが印象的です。
動くスロープの左側通行設定とその機械幅を移動経路の基準とし、柵で仕切るとともに、その導線を維持すべく床面の南武線方面部分に黄色い塗装がなされています。
動くスロープ流動導線とは切り離した形で階段とエレベーターの移動経路を設け、そこに点状タイルが設置されています。
配置は工夫しているというか、ちゃんと考えられているなぁというのが率直な印象であります。
その(3)に続く!!