東武伊勢崎線の1987年ダイヤを確認する!!
古本屋で東武時刻表1987をゲットしまして、先日東武東上線の日中時ダイヤを確認しましたが、今日は続きとして伊勢崎線の日中時ダイヤを確認することにします。
いわゆる準急毎時4本パターンの時代で、現行とは全く異なります。
作成してみると、何となく分かっていたようで分かっていなかったんだなぁと思った次第・・・
結構複雑なダイヤでしたよ!!
図:東武伊勢崎線(浅草~東武動物公園間)1987年日中時ダイヤ下り
優等列車は浅草発基準で10分間隔のスジが設定されています。
00と30が特急、40が急行、50が快速急行、20が快速となっており、時間帯により設定有無がある感じです。
この格子は現行も基本的に継続していますね。
一方優等列車は15分サイクル基調となっており、準急(東武宇都宮、伊勢崎、太田、羽生)4本、浅草発普通4本、日比谷線直通4本が設定されています。
これだけだと変則15分サイクルパターンが組めるのかなぁと思うところですが、1987年ですので複々線は竹ノ塚までで、以遠は一般列車と異なるパターンの優等を待避する関係でパターンは相当バラバラになってしまいますね。
運行本数が多い30分の特急と40分の急行と絡む準急は待避がダブルで発生していて、準急が15分サイクルと言えない状況になっているのは仕方ないとは言え、やや使いづらいパターンです。
日比谷線直通スジが15分サイクルになっているのは、東急直通を含めた直通格子に則っているからですが、輸送力調整で竹ノ塚行と北越谷行が1本ずつあり、これに合わせて浅草発普通をうまく組み込んでいるものの、一部区間では準急同様に運転間隔にバラつきで出てしまっています。
翌1988年に竹ノ塚~草加間の複々線が完成し、準急を10分サイクル基調にする白紙ダイヤ改正を行いますが、この時代の施設だとこういうパターンにならざるを得なかったのかなぁと思ったり。
多少のパターンズレを吸収できる複々線の効果ってすごいなぁと改めて思った次第です。