2012年8月 7日

2012年8月7日TX南流山駅夕ラッシュ時利用状況調査

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 2012年10月15日につくばエクスプレスがダイヤ改正をすることを知りました。

 朝夕ラッシュ時の改善が主たるもので、特筆すべきは朝ラッシュ時上り、夕ラッシュ時下りの快速を通勤快速に変更する事でしょうか。

 快速停車駅に六町、八潮、柏の葉キャンパス、研究学園の4駅が追加された新種別はどのような変化をもたらすのか、興味津々です。

 そんな中、今日は夕ラッシュ時の南流山駅の状況を確認する機会があったので、1時間ほど利用状況の調査をしました。

 以下、コメントです!!

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図-1:TX南流山駅夕ラッシュ時利用データ(18:51~19:51)

 南流山における利用状況ですが、グラフで分かる通り最混雑は快速(秋葉原発19:00)となっており、区間快速も快速ほどでは無いですが、普通と比べると混雑率は高いです。

 普通は立ち客が少々出る程度になっていて、着席需要を満たす列車になっている事が伺えることから、優等列車が混んでいるのは速達列車という事もありますが、立っても良い人を分担する率がダイヤパターン上高いというのが混雑決定の大きな要因という感じがします。

 区間快速は流山おおたかの森で普通を追い越しますが、快速は停車駅が少なく普通無待避ではスジが寝てしまうので、八潮追越しになっています。

 その結果普通は八潮以遠で運転間隔の偏りが出ているやや勿体ないパターンとなっています。

 実際の利用状況を見てみると、普通の利用自体はさほどバラつきが出ていないので、今回の改正はどちらかというと快速の混雑緩和を主眼としたパターン見直しという印象を受けます。

 それほど混んでいる訳ではありませんが、出来ることはやっておくという感じでしょうか。

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図-2:2012年10月15日改正ダイヤ 夕ラッシュ時(想定)

 TXの公式プレス情報から通勤快速の秋葉原発、つくば着の時刻、守谷からつくばに延長運転される普通のつくば着の時刻が分かるので、それをもとに想定ダイヤを作成してみました。

 通勤快速は快速停車駅にプラス4駅して、所用時間も夕ラッシュ時はプラス4分なので、1駅1分増として作成してみましたが、停車駅の差はあれど、北千住~守谷間の通勤快速スジはほぼ区間快速とイーブンになりそうで、その結果普通の緩急接続を流山おおたかの森で固定する事で分かりやすい疑似10分サイクルパターンになりそうです。

 快速直前の普通が流山おおたかの森まで先着することで、幾分快速から普通へのシフトが見込めそうです。

 優等系の利用率も均等化され、結果利用のバランスが良くなりそうだなというのが率直な印象です。

 快速の速達性も重要ではありますが、ラッシュ時に関しては混雑面の対応もあるため、今回の通勤快速化は仕方ないというか、いつかやる必要がある事だったのではないかと感じます。

 追加停車駅選定に関して、安易につくば~守谷間の各駅停車化とならなかったところに、色々な思惑がありそうな感じですが、区間快速の停車駅は無関係に快速停車駅に東京、埼玉、千葉、茨城の各県で利用の多い駅、通勤時間帯に停車させたい駅を1駅ずつチョイスしているところは無難というか上手い設定だとは思いました。

 通勤快速が機能する列車になることを期待したいところです!!