2012年11月14日京王線調布駅付近の地上区間を歩く (5)
京王線の調布駅付近地下化から約3ヶ月が経ち、旧地上施設にも動きが出てきたところであると思います。
そこで、京王多摩川駅から西調布を経由して国領駅まで歩き、地上施設の状況をチェックしましたので、順次報告したいと思います。
その(5)として調布~布田間の状況です!!
調布駅の起点方2つ目の踏切があったところから調布駅方を見たアングルです。
図面によると、このあたりまでが地下ボックスで開削で構築した範囲です。
よって函体上面が見えているのだと思いますが、こうした状態を目視確認できるのは不思議な感じですね。
開削区間についてはシールドと異なり、工事に係る仮設物等の構築があるため、原形復旧するための工事が残っていて、今はその状態という事なのかと思います。
一方布田側の状況を見ると、架線は無くなっているものの殆ど地上線時代の姿が残っています。
シールド区間という事もあり、残すは地上施設の撤去という事で手を入れるのは後まわしといったところでしょうか。
折り返しのための乗務員昇降台が上り線側に残されているのが感慨深いですね。
布田駅付近は基本シールド区間なので、終点方の地上施設はほぼそのまま残っています。
布田駅のホーム位置終点方付近は仮の地上設備がそのまま残っていますが、軌道等の施設は綺麗になくなっており、工事ヤードになっている雰囲気です。
後述の通り、起点方で新しい地上駅舎を構築している事から、その駅舎構築に支障せず、道路に隣接する側の範囲という事で、こういう状況になっているものと思います。
地上駅舎でもこれら作業に支障する部分は撤去されており、そのあたりは工事の急ぐ・急がないで判断がされている模様です。
地上仮設備はホーム位置に対して終点方に位置していましたが、しばらく起点方に向かって歩いていくと、新しい地上駅舎が急ピッチで構築されている事が分かります。
切換時に設けられた仮改札口がこの新地上駅舎に隣接するような位置関係になっており、ある程度工事が進んだところで施設切換が実施される形でしょうか。
布田駅については対向式ホームで、新しい駅舎構築に関して切換前に実施できることと言えば軌道から外れたホーム上の位置における鉄骨架設くらいのものでした。
しかし、その施工が功を奏して、切換以降一気にここまで仕上げる事が出来たものと思います。
様変わりにちょっと感動しました!!
その(6)に続きます!!