メトロ・都営九段下駅の施設改良状況を見てみる!!
メトロ半蔵門線と都営新宿線の九段下駅の共通ラッチ化工事完成の状況を確認しましたので、報告したいと思います!!
元から同一ホームだったかのような違和感ない仕上げにちょっとした感動がありました(笑)。
以下、コメントです。
今回のラッチ統合ですが、ホーム階の仕切り壁(一部範囲)の撤去およびコンコース階の改札口2箇所付近の仕切り壁撤去が主たる内容で、メトロ部分、都営部分とも基本的な構造の変更はありません。
よって、共通ラッチ化しても、双方の施設は維持された形となっており、上記案内図で分かる通り施設の区分は色分けされているとおり明確になされたままです。
コンコース階の改札口付近の連絡通路状況です。
上図を見れば分かる通り、メトロと都営に挟まれた中間部分のスペースが狭く、昇降設備が双方の領域に飛び出たようなレイアウトであるため、ラッチ共通化により中間ホーム(4・5番線)は倍の昇降設備が使えるようになりました。
施設境界部にシャッターが設置されているものの、基本的には同一ラッチと見て良い状況になり、意識する事なく双方の施設を共用する形となりました。
ホーム階の壁が無くなった点が大きな注目点であるが故、それ以外の部分はあまり表に出てきませんが、こうした改善が利用する上での利便性に繋がっているところはナイスなところかと思います。
観察してみると、半蔵門線の渋谷方面ホームから新宿線新宿方面乗換え、新宿線新宿方面から半蔵門線押上方面の利用も少なからずあり、今までは改札を2つ通っていたのが連絡通路利用で済むようになったところは大きなメリットであると感じました。
4・5番線ホームへの階段付近の案内板状況です。
半蔵門線押上方面、新宿線新宿方面の案内が同一パネルで併記されています。
路線案内板もこのような形で併記されています。
レイアウトの都合で行先側区間のみの記載ですが、共通フォーマットでの記載なので分かりやすい感じです。
続いてホーム階状況です。
元々の施設は活かしつつ、壁面があった部分に対面側施設向けの案内掲示が追加されています。
この部分だけ双方の案内の歩調が合っていないのか、見やすい施設がある一方見づらい施設も一部ある感じでした。
施設の財産関係のバランスとか、色々と理由はあるのかもしれませんが、もう少し施設またぎで整理したものを設置したほうが良いような気もしますが、そのあたりは今後に期待かな。
写真-1の案内図で分かるとおり、ホーム階の仕切り壁撤去は一部に留まっています。
昇降設備がある付近は流動上や構造上壁を維持する必要があるものと思われ、ホーム全長に対して昇降設備が占める範囲が結構あるので、ホーム端部側は従来に近い状態のままです。
しかし、可能な限り部分的にであっても壁面撤去が行われ、写真-6のようなEV付近に連絡通路が設けられるなど、利便性に配慮していることが伺えます。
各施設を確認して、全体的な利便性向上が図られた事が分かったことが収穫でした!!
以上です。