2013年6月 5日

京王線の調布駅20時台の利用状況を見る!!

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 先日、新宿駅で夕ラッシュ時20時台の利用状況を確認したので、追加調査として調布においても20時台の状況を確認しました。

 以下、コメントです!!

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図:京王線調布駅(下り:発)20時台利用状況

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 <全体の利用状況>

 京王線の特急と相模原線の特急が概ね同等で、相模原線の急行がやや少なくなっており、京王線の各駅停車(快速含)、相模原線の各駅停車という順です。

 優等も各駅停車も、京王線のほうが相模原線よりもやや多くなっていますが、比率で見ると53:47とほぼ同等であることから、本数を同等としているのは妥当なところかと思いますし、疑似10分サイクルになっているのも利用のバラつきが無く、全体的には良い感じかなと思う所です。

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 <旧ダイヤとの比較>

 旧ダイヤは急行が新宿発か都営線直通かの違いはありましたが、ほぼ10分サイクルであったため、準特急、急行とも似たような利用状況(準特急がやや多い程度)でしたが、新ダイヤは橋本特急設定に伴い明確に20分サイクルになったため、その影響は少なからず利用状況に出ています。

 具体的には、相模原線の特急が京王線の特急程度の利用になった結果、急行の利用は以前と比べると空いた形になっています。

 この事は、相模原線特急が20分間隔であっても、前後の京王線特急からのシフトがあったという事を示しているかと思います。

 ただ、見ていると京王線特急からの乗換えはあるようで、相模原線特急を意識することなく「京王線特急に乗れば、調布で相模原線優等に最速で乗り換えられる」という従来からの指向が維持されているようでもあります。

 が、やはり新宿で相模原線特急が相模原線方面利用の大半を集めている部分が大きいのかなと考えるところです。

 急行が空いたといっても、各駅停車よりは利用が多いため、このバランスならば許容できるところかなとは思いますね。

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 <快速の状況>

 夕ラッシュ時は新宿発の快速が調布から各駅停車として高尾山口まで走るようになった点も、一つのエポックポイントではあります。

 状況としては、調布までで優等の役割は終えていて、調布からは各駅停車程度の利用状況になっていますね。

 新宿始発の優等であることから、対の各駅停車が調布始発という事もあり、幾分快速のほうが利用が多くなるのではないか?と思っていたのですが、確かにその傾向はあるも、そこまでの差ではありませんでした。

 調布着の時点で急行と比べると利用も少なく(若干見ました)、従来の急行は「相模原線方面の優等」という事で利用されていたのだなと感じた次第です。

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 <その他気になる点>

 観察していて気になった点として、京王線特急の先頭から相模原線の先頭に乗り換える人が一定数居て、相模原線特急と急行は先頭車の利用率が高い事です。

 この理由として、3番線の特急が新線方面からの利用を先頭車付近で集客するため、その乗換えという見方が自然かなと思います。

 というのも、京王線の特急を調布で下車して、すぐさま続行の相模原線の特急に乗り換えるというシチュエーションは、新宿で2番線に移動するのが面倒なので3番線の特急に乗ってしまうという事以外思いつきません。

 先日の京王線新宿の調査で単独運転の京王線特急の先頭部が混んでいることは示しましたが、続行の京王線特急も少なからずそういう利用があることが、これで何となく見えてきました。

 以上です!!