2013年10月22日JR日暮里駅常磐線ホーム拡幅状況調査
2013年10月22日にJR日暮里駅常磐線ホーム拡幅状況調査をしましたので、報告します。
ホーム拡幅の概要ですが、京成線の下り線が3Fフロアに上がり、捻出されたスペースを活用して上り線をシフトさせてホームを拡幅するというものです。
よってそのスペースにより拡幅可能量が決まり、15両編成のホーム全域が一律に拡幅される訳ではないところが他駅のケースとは異なるところでしょうか。
そのあたり、現地を確認した次第です。
以下、コメントです!!
常磐線ホームは上りと下りで幾分停止位置が異なり、停車しない側には柵が設置されています。
このあたりもホーム狭さに対する施設的対応といったところですが、起点方の柵位置から終点方を眺めたのが写真-1です。
ご覧の通り、上り線の停止位置の端部からホーム覆工養生がなされており、この位置から線形を変えている事が確認できます。
このあたりは隣接する京成線施設が以前と変わっていない範囲ですから、ホーム拡幅は出来ませんが、ここから少しずつ京成線側にシフトさせていく事が確認できるアングルです。
線路が少しずつ京成線側にシフトしている範囲のホーム状況です。
ホーム拡幅量は少ない範囲ですが、少ない拡幅は構造上出来ないものと思われ(施工方法把握していません)、今後の本設化を見据えて梁等細工している範囲と、それに付随する範囲で養生マットの範囲が異なるのかなぁと推測するところです。
階段付近は人が溜まりやすい範囲となりますが、南改札口へ繋がる乗換階段・エスカ付近から最大拡幅部になるのは、流動に即していると言えましょうか。
1線分の拡幅とまでは行かないようですが、既存軌道の脇に新設軌道が事前敷設できる程度の拡幅になっている訳で、やはり効果は大きいですよね!!
最大拡幅部はホーム拡幅量が一定なので、養生マットの形状・範囲は一定ですね。
最大拡幅部の中央部付近状況です。
乗換階段2箇所に挟まれた、列車待ち列が長くなるエリア付近となります。
記録写真の撮影上、列車が停車してホーム上の客が居なくなったタイミングでの撮影で、ホーム待ち列の長さが表現できていませんが、特急を挟むため前列車間隔が開く時等は従来であればホーム反対側ギリギリまで列が伸びようかといった状況にもなっていました。
ホーム拡幅により上り線側に余裕が多少なりともできた事は安全性の向上に大きく寄与したものと思います。
北改札口へのエスカレーター・階段を過ぎたあたりから、少しずつ線路が従来位置に近づいていきます。
起点方と比べると線形は緩やかで、ホームを超えた位置が線形変更点になっている事による違いはありそうですね。
ホーム端部付近で、目測70~80cm程度の拡幅状況にあることが確認出来ました。
幾分従来位置より高めの設定になっており、ホーム面整備に際しては高さの調整もなされるかもしれませんね。
今後はホームの本設化が行われるものと思いますので、機会があれば確認したいと思います。
以上です!!