2013年11月21日西武新宿線高田馬場駅夕ラッシュ時混雑調査
西武新宿線高田馬場駅における夕ラッシュ時の混雑調査を約90分行ったので、報告します!!
今回の着目点は、前回のダイヤ改正で一部急行が準急化されたため、準急の利用状況が急行と比べてどうか?という点です。
以下、コメントです!!
<全体の混雑傾向>
急行が最混雑で、準急はワンランク利用が少なく、各駅停車は立ち客少々といったところです。
高田馬場の構造上、前寄り車両の混雑が顕著で、3両目付近が最混雑になっていおり、後部車両に進むにつれて緩やかに混雑が緩和していく状況です。
車両を選べば混雑を回避できるため、混んでいる車両自体は好んで乗っている状況かと思われ、乗り切れない車両は無い程度の混雑に収まっているからこその傾向といった感じです。
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<準急の状況>
90分間で4本の利用状況を確認しましたが、いずれも急行と比べるとワンランク利用が少ない状況です。
ホームで見ていると準急を見送って後続の急行を待つ流れはほとんど無いように感じられましたが、にも拘わらずこのような差が出ているのは、西武新宿発段階で急行より空いていることと、直前の急行に乗ってしまう流れがあるのかなと感じるところです。
準急の後続の急行が特急を挟むことから混雑する列車のため、非常に混んでいて準急との差が気になるところではありますが、前述のとおり準急到着段階では概ねホーム上の利用客を集客しており、急行の準急化の影響ではないところから、全体として見ると許容範囲なのかなとは思います。
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<列車ごとの利用のばらつき>
高田馬場は山手線からの乗り換えが集客条件において非常に大きなウエイトを占めており、ちょっとの差で混雑具合に差が出るのが特徴と言えましょう。
前列車優等間隔が広ければ、当然受け持ち本数が多くなる訳で、その影響が最も出たのが18:40の急行かなぁと思います。
比較的混んでいる18:30~19:00の30分でも、18:51の急行のように準急以下の混雑に収まるケースもあり、日によっても違いそうな状況でした。
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<まとめ>
急行の準急化はおそらく急行時代より集客しなくなり、その影響は他の急行にシフトしているものと思われます。
が、その影響よりも優等だけ見た場合の前列車間隔の影響が大きく、全体的に見ると準急であることの問題は大きくないのかなとは感じた次第です。
どちらかというと、優等と比べて各駅停車が空いている状況から、各停2本を優等にして、多少優等の混雑緩和をしたほうが良いのでは?と思うも、鷺ノ宮と上石神井で確実に緩急接続することが分かっているからこそ優等に集中している訳で、下手にいじって緩急接続する・しないで優等の利用バランスを崩すことによるデメリットのほうが大きそうかなと。
優等が本川越行であろうと拝島行であろうと、小平で別系統接続があるという前提のもと、高田馬場において先発列車に乗れば良いというパターンが得策なんだろうなと考えた次第です。
以上です!!