2014年1月12日東京メトロ千代田線北綾瀬駅施設調査
2014年1月12日に東京メトロ千代田線北綾瀬駅の施設調査をしましたので、報告します。
東京メトロの中期経営計画の中に「北綾瀬駅ホームの延伸による代々木上原方面からの10両編成直通運行に向けた整備」という項目があるため、具体的な時期は示されていないものの、今後確実に動きがあるだろう事で、現状を把握しておこうという事です。
以下、コメントです。
今後動きが出る時の比較のため、現状状況を収めておきます。
北綾瀬駅の改良ですが、ニュアンスとして駅施設の改修はするも、運転関係施設までは弄らないのではないかなぁというのは土木屋的発想ですが、正直よく分かりません。
いわゆる北綾瀬支線は両端駅が単線ホーム、駅間が複線という施設になっており、列車頻度が高くなると上下列車が駅間で交差するようにする必要があります。
動画で分かる通り、駅間距離があるのでそのあたりは大丈夫そうな感じかなぁとは思います。
動画で言うところの2:55付近の片渡り×2組が駅間と北綾瀬構内の分岐点という感じなので、ここらの施設を変えることなく北綾瀬駅の改良が出来るならば、前述の通り運転施設まで弄る必要は無いのかなぁといった雰囲気です。
ちょうど反対側に回送列車が停まっていますが、この停止範囲にホームが出来るというのが最も効率的と思う次第です。
という事で、その前提で現地状況を確認してみることにしました。
道路交差部で駅端部から桁がかかっており、こちら側にホーム延伸をするのは、やはり条件的に宜しくないなぁと感じるところです。
動画の10両編成停止位置で概ねイメージはお分かりかと思いますが、現在の北綾瀬駅の3両分ホームを綾瀬方に7両分延伸した場合の範囲はこんな感じです。
併設する公園に沿った道路範囲で収まりそうであります。
複線高架橋脇には高架下施設があるようですが、施設改良が出来ない訳ではなさそうな雰囲気です。
後で分かりますが、関連施設のようなので一体の施工も可能なのかなぁといった印象です。
北綾瀬駅入口付近の全景です。
交差道路付近に入口があり、利便性は良い位置と言えます。
ホームに対して端部位置になってしまいますが、複数改札が出来るような規模でも無いものと思われ、この部分は維持されるのかなぁというのが率直な印象です。
側道を綾瀬方に進み公園に近接したあたりの全景です。
北綾瀬駅の施設を支える構造が高架下施設になっている事が確認できますが、よくよく見るとメトロセンターという名称になっており、そこにテナントが入っているようです。
建物構造からみて、この上部にホームを延伸することも、少なからず想定されているようにも思えるので、大がかりな工事はしなくても行けそうな気はします。
綾瀬駅側にホームを延伸した場合に端部付近になる位置を高架下から見たアングルです。
公園脇の道路と高架橋の間に幾分スペースがあり、池垣にもなっている箇所もありますが、高架下にメトロ関係の施設があったりと、メトロ所有の敷地という雰囲気なので、このスペースにホームを構築することは出来そうかなぁと感じるところです。
施工条件もそこそこ良いかと思われます。
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以上、現状把握という事で推測含みで色々と確認をしてみました。
今後動きが出てきたら再度状況確認をしたいと思います。