2015年8月16日

東京メトロの改良工事ポスターが格好良い!!

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 先日、ふと東京メトロ某駅を利用した際、構内の案内掲示に格好良いのがあったのでコメントです。

 内容としては東西線の改良工事概要を4項目示すというものですが、見せ方がステキな感じだったので、一気にテンションが上がりました(笑)。

 以下、記載内容についてのコメントです。

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写真-1:茅場町駅のホーム延伸説明

 茅場町駅における東西線から日比谷線への乗換位置がホーム端部のためラッシュ時に混雑している状況を解消するため、日比谷線のホームを拡幅し、東西線のホームを西船橋方に延伸して、中野方面列車の停止位置をずらすことにより、東西線ホーム上の混雑を緩和するとともに、乗換利便性を向上させる計画です。

 そのことがスッキリ分かるイメージです。

 赤い部分が新設拡張部分で、その新設部分がどこからかスライドしてくるのが左側の図ですが、こんなに簡単に挿入できて完成したら土木屋としては楽だなぁと思ったり(笑)。

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写真-2:木場駅のホーム・コンコース拡大説明

 木場駅はトンネル構造ゆえに端部にのみ移動経路があり、流動性が悪い構造ですが、これを改善するため上層階のコンコースを大規模構築し、ホームも拡大してエスカレーター等を新設して移動経路を増やす計画です。

 この工事もなかなか大変そうですね。

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写真-3:飯田橋~九段下間の折り返し線設備改良説明

 現在1線ある引上線が線間ではなく中野方面線の側線位置のため、折り返し列車が一時的に中野方面線を塞ぐ形になっています。

 そのため、引上線の頭端部から飯田橋方の線路を増設し(地下ですから簡単ではありません)、引上線機能を現在の中野方面線位置にするとともに、西船橋方面線への分岐位置を変更し、折り返し列車が中野方面列車に支障しないように改良する計画です。

 飯田橋方は分岐が設置される配線になっていることから、日中時は引上線機能は使用せず、現行どおりのルートを走る形になるのかもしれませんね(朝ラッシュ時の一時的運用かも・・・)。

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写真-4:南砂町駅の改良状況説明

 南砂町の2面3線化は以前から現地調査を行ってきていましたが、改めて大規模な工事(地下駅なので)ということが分かります。

 このイメージではサラッと1面1線が追加になっていますがね(笑)。

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 以上の改良は超混雑路線である東西線の抜本的な施設改良であり、これら改良が完成することによる効果、特にダイヤ面の変化は気になるところです。

 今後機会があれば改良工事状況を調査したいと思います!!