2015年9月25日京王線新ダイヤ利用状況調査(1)
2015年9月25日に京王線新ダイヤの利用状況調査をしましたので、複数回に分けて報告します。
その(1)として京王多摩センター、京王稲田堤、調布の3駅についてです。
以下、データとコメントです!!
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<京王多摩センター駅>
上り方面は準特急が区間急行を追い越すため、実質ほぼ等間隔の準特急と快速が集客している状況と言えます。
それでも準特急にほうが利用が多く、橋本における狙い利用が一定数あることを感じます。
区間急行の利用者もまったく無いわけではなく、橋本や京王多摩センターから相模原線内各駅への利用もある事が伺えますね。
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下り方面は時間帯的にボリュームが全体的に低めです。
その中で、準特急、区間急行、快速がほぼ同等の利用になっているのが上りと異なるところです。
区間急行と快速が調布で京王線の特急もしくは準特急の接続を受けているため、準特急と同様の集客をもって調布を出発するパターンであることが、このような形になる理由かと思います。
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<京王稲田堤駅>
上り方面ですが、京王多摩センターの傾向をそのままに全体的に利用が増えている形です。
準特急は利用率が高く編成全体で万遍なく座席が埋まり、多少の立ち客が出るまでになっており、以前の特急時代と比べて利用が増えているのが分かります。
区間急行と快速も前列車間隔に沿って増えていますが、区間急行は直前に準特急があることもあって空いている状況ですね。
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下り方面ですが、区間急行が最も利用率が高くなっています。
このサイクルは直前の快速が京王多摩センター行のため、それを避けた部分が多少あるかもしれない事を除くと、区間急行の利用率が高いのは調布で接続する準特急からの乗換えが他よりも多いという事になります。
ちょっと突飛なので、参考程度にしたい感じかなぁ・・・
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<調布駅>
上り方面の状況ですが、特急と準特急の利用率が高く、区間急行以下が空いているという両極端な傾向になっています。
全体の約8割が特急系に集中しており、20分サイクルあたり3本というのは利用状況から見ると旧ダイヤもそうでしたが妥当なところなのかなと感じる所です。
特筆すべきは、特急系の間隔が発車段階で概ね等間隔なのですが、比較的似た利用状況になっている事です。
京王線系統の優等は相模原線の接続と京王線各駅停車の連絡でそれぞれ1本分を受け持つ形になりますが、それが概ね均等で、接続の無い相模原線準特急が線内集客で似たような状況にまでなるところにバランスの良さを感じるところです。
なかなか上手くいったパターンと言えましょう。
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下り方面ですが、基本的に特急系の利用が高く、区間急行以下が空いているのは上りと同様です。
ただし特急系の傾向に幾分差があり、下りは特急が最も利用率が高く、準特急2本が幾分低くなっています。
これは新宿時点の前列車間隔等の影響もありましょうが、明日報告する明大前や千歳烏山の状況からみて、準特急が千歳烏山に停車する事による違いと言えそうです。
すなわち準特急の千歳烏山停車の影響が既に出ているという感じですね。
明日の(2)に続きます!!