写真－１：ダイヤ改正概要を示す編成概念図

　このダイヤ改正で、それまでは全車指定席車であった「特急」と、全車一般車であった「高速」を「特急」に統一し、写真の通り「全車指定席車」「一部指定席車」「全車一般車」の３種類を運行する形になりました。

　そもそも「高速」が設定された背景に同じ特急なのに座席指定有無があり区別がつきにくいというものがあったので、それから考えると元に戻る形になりますが、車両面の環境が変化した事（将来系想定も踏まえて）あたりが再度見直しした背景にあったのかなぁと思う所です。

　なお、この施策時点では現行のようなパノラマスーパーは無く、編成表のように２種類の車両が併結されていた模様です。

写真－２：主な改正点

　改正点の記載です。

　ポイントは昼間時の特急が座席指定席車と一般席車を併結する形になったことでしょうね。

　ＪＲ線との競合上、一般席車の速達化と増発が避けられなかったのかと思う所です。

　一方でパノラマスーパーを充当してサービス向上を図るなど、路線状況を踏まえて施策を選択していた訳で、それらの路線も同様の施策が後に行われることを考えると、感慨深いものがあります。

写真－３：列車種別整理状況

　なお、この時の種別再編で、準急が急行に統一されています。

　その結果、急行の特別停車を駆使する形になり、あの名鉄らしい（？）種別変更を含めた複雑なパターンが組まれる事になりますが、こちらも近年の変更で再度快速急行や準急に分かれたりしましたね。

　歴史は繰り返すという事なのでしょうか？

　良いものがゲットできました!!