コースター評価:志摩スペイン村編(2)
2016年7月17日に志摩スペイン村にある3つのコースターを体験することが出来ました。
昨日に引き続き、その(2)として、タイプは異なるも名称的にセットになる「グランモンセラー」と「キディモンセラー」についてコメントします。
以下、感想です!!
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<グランモンセラー>
写真-1:グランモンセラーコース全景
山間を抜けるコース設計上、外からコースの状況を把握するのが難しくなっています。
という事で、園内マップが分かりやすいので、こちらで少々コメントをば!!
赤いラインがグランモンセラーのコースですが、見て分かる通りヘアピンカーブが連続するタイプのコースターです。
雰囲気的にはTDLのビッグ・サンダー・マウンテンに近いですが、激しさが全然異なるので、まったく別物と捉えるべきでしょう。
位置エネルギーをドロップではなく水平ループを駆け抜けるスピードで消費する様は、かなり尖がったスタンスとも言えましょう。
リフトアップが2回設定されており、前半パートと後半パートがあるのも特徴的であります!!
写真-2:乗り場全景
ピレネーと同様に乗り場自体がコースターコースターしておらず、岩山?の意匠に覆われている形です。
乗り場自体は通常のコースタータイプです。
写真-3:車両状況
横に2人乗りの車両8両編成で編成あたり定員16人です。
先頭車がSLの意匠になっており、車体は長くなっていますが、その後ろに短い7両が連結されている形です。
その構造のためか、水平ループが続くコースレイアウトですが、車両に乗っている感があまり無い感じ。
スムーズに旋回していく様はなかなか素敵な乗り味ですね!!
写真-4:横に並列するリフトアップ状況
コースの見た目上の特徴としては、リフトアップが横に2つ並んでいる事でしょうか。
最初が左側で、前半パートが終わると右側となります。
リフトアップの高さは一般的なものですが、実質的に2倍あると思えば良いでしょうか。
写真-5:前半パートを進む!!
ドロップ要素はリフトアップ直後にのみ配置されています。
旋回しながらのドロップですので、落下感はあまり無く、加速して進んでいくような感じです。
驚くべきはその加速がずっと続いていき、左右に揺さぶられる水平ループが連続していく状況です。
コースが殆ど見えないため事前知識が無い人が大半という事もあってか、皆さん驚く感じがあって、そこは面白いところ♪♪
予想以上の激しさにびっくりしつつ前半パートが終わります。
写真-6:後半パートを進む!!
後半も最初だけドロップ要素がありますが、基本水平ループの連続となります。
山間を抜ける感じは全体的にありますが、ループの印象が強く周囲の景色を楽しむとかそういう感じではないところに、このコースターの醍醐味があると言って良いかと思います!!
◆落下的スリル:★★★☆☆(適度)
◆コース的スリル:★★★★☆(良好)
◆爽快感:★★★☆☆(適度)
◆総合満足度:★★★☆☆(満足)
爽快感の部分の捉え方が難しいです・・・
爽快と思えれば爽快ですし、その前に激しさが出てきてしまうところが、個性と言えば個性なのですが・・・
この表現で伝わるかなぁ??
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<キディモンセラー>
写真-7:乗り場全景
キディモンセラーですが、お子様系コースターの標準的な仕様の乗り場構造になっています。
バルセロナのアートな世界というモチーフがあるので、それに沿った意匠になっていますが、よく分からないと言えばそんな感じかな?
写真-8:車両状況
車両の意匠は精霊サラマンダーとの事で、なかなか凝った色使いです。
4人乗り車両5両編成で定員は20名となっています。
ハーネスは個人個人で独立した形で親子連れ向けですね!!
車両-9:リフトアップ状況
乗り場を出発すると、左旋回してリフトアップとなります。
写真-10:ファーストドロップ状況
ファーストドロップは左旋回ですが、落下高さはさほど無く水平ループと見ても良さそうな状況です。
写真-11:水平ループ状況
このコースターの最大のコンテンツはこの水平ループになりましょうか。
本家グランモンセラーと同様に水平ループが組まれていますが、やはりお子様向けですので乗り味はマイルドです。
とは言え1周半の規模なので、お子様にはそこそこ楽しめる形になっています。
◆落下的スリル:★★☆☆☆(緩やか)
◆コース的スリル:★★☆☆☆(緩やか)
◆爽快感:★★☆☆☆(まあまあ)
◆総合満足度:★★★☆☆(満足)