東武新型特急について思う!!
先日東武線を利用した際、新型特急リバティのポスターが掲示されていました。
3両編成単位での運行が可能で、かつ分割もフレキシブルに行えるという融通が利く車両のようですね。
この特急導入によって、どうなるのかちょっとだけ考えてみました。
10月27日付の公式プレスの内容を見て、またこのポスターを確認し、改めて通勤利便性アピールが強いなと感じます。
従来の日光・鬼怒川・会津観光需要だけでなく、伊勢崎線館林やアーバンパークライン大宮・運河にも運行が出来るなど、分割可能であることから幅広いパターンの運行設定に対応できそうです。
<分割運行に係る見解>
少し穿った見方をすると、特急の輸送力調整もしたいための車両なんだろうなと感じる所はあります。
日光、鬼怒川と行先が2分するがため、接続列車を設定するなど運行区間設定に苦慮していたところはありましたし、それがために本数を一定数確保していた面もありましょう。
分割が可能であることにより、まず日光方面と鬼怒川・会津方面の2方向に対して1本の列車で対応が出来るというのはメリットです。
また、その2分という意味合いにおいて、従来は完全に別個扱いになっていた日光線系統と伊勢崎線系統をも共通で扱えるのも、輸送力調整の観点ではなかなか良いところを突いていると思うのです。
実際に東武動物公園で分割する日光行・館林行という列車も設定されるようですし、この列車の効果によっては6両とも伊勢崎線方面に向かうが館林で分割して輸送力調整するとか、支線系に分割するなんて方向性の芽もあるのかもしれません。
いずれにしても当面は従来車両と併用していきながら、適切な設定で使われていくことになりましょう。
その設定時間帯から色々な意味合いが伺えるかと思うと、ダイヤがどうなるか興味深いです!!
<通勤施策に係る見解>
アーバンパークライン直通であったり、春日部までの運行となるスカイツリートレインの設定など、東武が通勤利用客に対して座席快適性で料金を獲得できる現実的なエリアを見据えているかが伺える感じです。
複々線区間があることから列車本数が比較的多く、優等列車が利用客の多くを運ぶロジック上、ある程度の区間で「急がなければ」普通で座る手段がとれる状況なので、北千住時点で「座りたい」と思わせる区間はどこかというと、やはり春日部を中心としたエリアになるかと思います。
その意味で、ここに注力するのは今後を見据えてもなるほどなと感じる所ですね。
はてさて、どうなりますでしょうか?