【調査条件】
・平成18年2月8日(水)
・秋葉原駅つくば方にて30分間、発車時の混雑を定点観測
・運行状況はほぼ正常
【調査目的】
・開業5ヶ月後の利用状況を確認し、混雑率及び始発着席需要を確認する。
【調査結果の要点】
・優等は100p程度で女性専用車も含めて混雑率は編成全体がほぼ同じ。
・普通は立ち客がほぼ出ず、階段付近の車両しか座席が埋まらない状態である。
【考察】
優等はほぼ100pであり座席が埋まり、立ち客が少々出ている状態です。グラフでは快速のほうが区間快速より多少混んでいる形になっていますが、区間快速が2本の平均になっているためで、時間帯の増減を考えるとほぼ同等と見て良いのではないかと考えます。
ホームを観察すると、普通なら着席できる状態にも関わらず次発優等を待つ人が多く、南流山、流山おおたかの森、守谷といった優等停車駅の利用が多いのではないかと考えます。区間快速の前の普通であれば八潮まで座っていけますが、基本的に1本見送れば優等に座れるので狙う必要は無いのでしょう。始発駅ならではの流動傾向だと思います。
普通は編成全体が満員にならず、利用がまだまだ多くないという事になるのでしょうか。階段付近の車両が混んでいますが、秋葉原の階段が近い事が一つ、青井、六町の下車時の階段にも近いといった要素があるのかと考えます。なお、区間快速後の普通のほうが快速後の普通よりデータ上多少空いており、区間快速のほうが停車駅が多い分の差と言えます。
【まとめ】
優等と普通の利用率の差があること、快速と区間快速の利用率の差が殆ど無いことから、秋葉原からTXを利用している人は、南流山、流山おおたかの森など快速停車駅の利用が多いと推測されます。