【調査条件】
・平成18年3月29日(水)
・北千住駅つくば方にて30分間発着時の混雑を定点観測
・運行状況はほぼ正常
【調査目的】
・仕事でTXを利用する機会があったため、八潮発普通が設定されている時間帯の利用バランスを確認する。
【調査結果の要点】
・八潮で緩急接続するため区間快速の利用率が高いが、最混雑車両でも120p程度。
・八潮で区間快速に追い越される普通も座席が埋まる程度は乗っている。
・八潮始発の普通は3駅のみの集客で車両によっては60pになるが、全体的には利用率が低い列車である。
【考察】
ラッシュ時後の状況という事で、基本的に混雑は厳しくないです。調査した30分間は区間快速1本、普通2本の15分サイクルになっており、区間快速が八潮で普通を追い越すため、利用客は区間快速に集中しています。
区間快速に集中していると言っても、待避する普通も立ち客少々の状態で北千住に到着しています。このバランスですが、八潮始発の普通の利用状況から八潮~青井間の乗車数が大まかに分かるので、その分を引くと、八潮待避の普通は八潮を40~60p程度で出発している計算になります。
区間快速は八潮を100~120pで出発していますので、座る事より都心先着を選んでいる利用客のほうがやや多い状況であると言えましょう。
今回調査時間帯は混雑が厳しくないので特段問題は無いのでしょうが、ラッシュピーク時の場合は区間快速への集中が厳しくなっているかもしれません。気になるので、時間があったらピーク時の調査をしてみたいと思います!!
あと、八潮始発普通の設定についてですが、確かに利用は少なからずありますが、必須という状況でもありません。
現行では区間快速の設定時間帯のため、これで良いと思いますが、サイクルを変更したり区間快速を快速にするような場合には、八潮始発の本数を確保するよりも運転区間の長い列車を設定したほうが良いのかなと感じます。