【調査条件】
・平成18年10月15日(日)
・武蔵小杉目黒方で上下列車の発車・到着時の混雑を30分定点観測
・運行状況はほぼ正常
【調査目的】
・9/25のダイヤ改正で急行が新設されたため、新ダイヤの状況確認をする。
【調査結果の要点】
・下りは急行と目黒発各駅停車が他の各駅停車より空いている。
・上りは東横線の接続と前列車間隔で利用率が決まっている。
【考察】
<下りダイヤの傾向>
目黒発の混雑傾向がそのまま継続されている印象です。具体的には、急行を含めて地下鉄からの直通は6分等間隔で、急行の直前に目黒始発各駅停車が設定されているため、急行と目黒始発各停の利用率は他の各駅停車と比較して低くなっており、武蔵小山で緩急接続の乗換があるとしてもトータルは変わらないため武蔵小杉段階でも混雑傾向はそのままであると考えます。
乗換駅の接続関係については掘り下げ切れていないので分からない部分もありますが、概ね目黒の傾向と途中駅の分担率(前列車間隔)で決まっていると考えています。
<上りダイヤの傾向>
目黒の段階では目黒止まりの各駅停車と急行が他の各駅停車より空いていましたが、武蔵小杉の段階では上記データの通り、急行も目黒止まりの各駅停車もパターンの中では利用率が高いほうの列車になっています。
とはいえ目黒での混雑率と比較して全体的にかなり空いている状態での傾向なので、目黒までの各駅の乗降を経て変化すると考えた方が自然でしょう。
東横線との接続駅であるため、接続する列車を示してみましたが、必ずしも接続本数が多ければ混むという結果にはなっておらず、東横線の接続は当然関係するが、南武線乗換を含めた武蔵小杉からの乗車という比率もそれなりにあるのではないかと考えています。