【調査条件】
・平成18年11月1日(水)
・北千住駅つくば方で上り列車の到着時の混雑を60分定点観測
・運行状況はほぼ正常
【調査目的】
・開業1年後の状況を確認すべく確認する
※10/27の調査でピーク帯前半の調査が出来なかったため再調査
【調査結果の要点】
・北千住着の最混雑時間帯は7:50~8:20の30分間
・快速よりも区間快速のほうがやや混んでいる。混雑する車両は1、2、4両目
・60分平均で見ると、優等の混雑率は170%程度、普通の混雑率は100%程度、全体では135%程度
【考察】
No.51の調査結果を踏まえて、7:30~8:30の60分を見ました。7:30頃と8:30頃の利用率が殆ど同じなので、60分帯として見ればこの時間帯が最混雑になるかなと思います。No.51はピーク30分のグラフでしたが、上記グラフは60分平均のものです。なお、基本的な考察はNo.51で述べていますのでご覧ください。
<優等の混雑傾向について>
最ピーク時の区間快速が最混雑列車になっていました。編成全体が180pになっており、乗り切れないという状況ではありませんが混雑率は高いと言えましょう。ピーク前後の列車の混雑率を見ると、人気のある車両が1、2、4両目であることが分かります。
これは八潮と北千住の階段位置に近く、便利な車両だということでしょう。快速は全体的に混んでいるのに対して区間快速にバラツキが見られるのは、少ない停車駅で多くを集客する快速と、こまめに停車して集客する区間快速との違いと言えるのかもしれません。
<普通の混雑傾向について>
八潮、六町、青井の階段位置が先頭側4両の部分に位置しており、北千住より都心方の各駅の階段位置に対して便利であることから前4両の利用率が高くなるのは自然な結果なのでしょう。No.51の推測通り、八潮~青井の利用が一定数あることを示していると言えるのではないでしょうか。