No.56 つくばエクスプレス南流山駅 夕ラッシュ時(21:20~22:20)

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【調査条件】
 ・平成18年11月20日(月)
 ・南千住駅秋葉原方で下り列車の到着時の混雑を60分定点観測
 ・運行状況はほぼ正常

【調査目的】
 ・2月8日のダイヤ改正で20時台のダイヤが変更(普通の八潮待避を無くす)されるため、現状を確認する。

【調査結果の要点】
 ・優等に比べて普通の利用率は低い
 ・普通の利用率が高まれば、全員着席程度の利用状況である

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【考察】

<利用率傾向について>

 No.55で20時台の北千住(発)のデータを調べていますが、優等が平均77%、普通が平均52%となっており、時間帯の差はあるにせよ南流山まででぐっと利用率が下がる事が分かります。特に普通の利用率減少は大きく、普通利用者は近距離利用が多いことが伺えます。

 優等はグラフを見ると21:20着の快速の利用率が高いように感じますが、1時間後の快速の利用率はぐっと下がっており、守谷行直後設定であることも含めて利用の多いタイミングの列車なのだと考えます。よって基本的にはつくば行か守谷行かで利用率に差がある状況であると考えて良いでしょう。つくば行のほうが全体の利用が多いため、人気の車両が混む傾向にあるのに対して、守谷行は比較的空いているせいか編成全体の利用率が均一化している所が面白いところです。ほぼ座れるという事なのでしょう。

<ダイヤ改正後の変化について>

 南流山まで普通の座席が埋まるような状況になれば全員が座れるような利用状況ですが、恐らくそこまではシフトしないと予想しています。しかし、確実に着席可能比率は高くなる訳で、現ダイヤよりは大きな改善となることが考えられます。