【調査条件】
・平成18年11月26日(日)
・船橋・津田沼・勝田台・佐倉・成田駅成田空港方で上下列車の発着時の混雑を定点観測
・運行状況はほぼ正常
【調査目的】
・12月10日にダイヤ改正があるため、現状ダイヤの状況をおおまかに把握する
【調査結果の要点】
・特急の利用率が最も高いが、特急は津田沼以遠は利用率が下がる傾向であり、佐倉~成田間は混んでいない
・快速は津田沼~勝田台間での利用率減少が大きく、同区間から都心方面への輸送列車の機能を有している
・普通は津田沼~勝田口間での利用率が高いが、基本的には空いている
【考察】
12月10日のダイヤ改正で、特急の佐倉~成田間の各駅停車化が実施されます。停車駅増ですから当然特急自体の利便性は下がる訳ですが、利用率的にはどうなのか?という事で現地調査してみました。各種別の傾向は上記概要に書いたとおりで、路線の性格からすると妥当な結果になりました。
<佐倉~成田間の特急各駅停車化について>
結果は上記のグラフの通りで、佐倉以遠は混雑率が低く、特急だけでも充分に輸送できる程度の利用率であることが分かりました。佐倉における快速の利用者を特急に加えることで新ダイヤの利用状況が推測できますが、上記データから、概ね勝田台程度の利用率におさまる程度であることが分かります。
船橋~京成津田沼間は優等の利用率が高い区間ですが、それよりは空いている事から混雑率自体はさほど問題視するような状況ではないと考えます。
混雑率そのものを見るので有れば、船橋口における優等の集中、勝田台付近における特急の集中に対する緩和のほうが利用の多い区間という事もあり修正したいような気もします。
とりあえず新ダイヤの状況を見て、再度考えたいと思います。