【調査条件】
・平成18年12月17日(日)
・船橋駅成田空港方で上下列車の発着時の混雑を40分定点観測
・運行状況はほぼ正常
【調査目的】
・12月10日改正の新ダイヤの利用状況を見る。
【調査結果の要点】
・船橋においては旧ダイヤと混雑傾向は変わりなし。
・特急のスカイライナー待避が無くなり、待避有無による混雑差は解消された。
・上りと下りで混雑傾向は異なり、上りの特急>集中が顕著
【考察】
データ、グラフと上記要点の通りで、スカイライナーの待避関係が変わったものの基本的には旧ダイヤと混雑傾向は変わっていませんが、特急のスカイライナー待避有無で50~60pの混雑差があったのが、ほぼ同等になった事など改善されている部分もあるようです。
改めて混雑面を見ると、下りは優等の前列車間隔がほぼ等しいため、特急と快速が同等の混雑率になっていますが、上りは特急が津田沼でうすい発の普通と緩急接続しており、快速と比較して混雑率が高くなっています。
尤も快速は京成津田沼以遠各駅停車で、うすい発普通と対でほぼ同等の機能で設定されていますから、むしろ特急が佐倉以遠の利用客を運んでいる分だけ混んでいるというほうが正しい表現なのかもしれません。
普通を特急と京成津田沼で緩急接続させずに船橋まで先着すれば混雑率の偏りは無くなるでしょうが、京成津田沼以遠の特急通過駅の運転間隔が悪くなるため、特急が立ち客少々の現行程度の混雑率で留まっていることを考えれば、現行ダイヤパターンで妥当なのではないかと判断します。
普通にもう少し乗せたいところですが、現行において優等に乗れるから乗っている人を敢えて乗せなくするダイヤパターンにする必要も無いだろうと思いますしね。