【調査条件】
・平成19年9月25日(火)
・流山おおたかの森駅秋葉原方で下り列車の到着時の混雑を60分定点観測
・運行状況はほぼ正常
【調査目的】
・ダイヤ改正で夕ラッシュ時の優等守谷行がつくば行に変更になるため、現行ダイヤの状況を確認する。
【調査結果の要点】
・守谷行の優等は利用率がやや低く、その影響で後続の優等の利用率が高くなっている。
・区間快速つくば行の前を走る普通は比較的利用率が高くなっている。
【考察】
<優等の利用率について>
夕ラッシュ時は一時間あたり1本の優等が守谷止まりになっており、この調査の直前の快速が守谷行であることから、19:27の区間快速が最も高い利用率になっています。
ただし、その差がさほど大きいものではないため、現状のバランスが悪いための対応としての増発というよりは、利便性向上と今後の利用率増加を見据えた施策という意味合いを感じます。
ただ、気になる点として、この19:27の区間快速の直前の普通の利用率が他の列車と比べて高くなっており、守谷以遠の利用者が座れる普通を利用して守谷で乗り換えている可能性もあります。
仮にそうだとすると、守谷行の後続のつくば行は他の列車と比べて混む列車なので「対策を講ずるべき列車」と見なしてのダイヤ改正かもしれません。
<普通の利用率について>
列車により利用率が微妙に異なっているのが気になりますが、基本的に区間快速の後続は優等を含めた前列車間隔が短くなっているためか空いており、それに加えて快速が柏の葉キャンパスに停車しないための利用、前述のつくば行優等への乗換を含めた着席利用等が加わっているのではないかと分析しています。
以前調査した南流山の到着時は殆ど差が無かった事から、南流山における武蔵野線からの乗換の有無が影響しているのかもしれません。