【調査条件】
・平成19年10月29日(月)
・南流山駅秋葉原方で上り列車の発車時の混雑を90分定点観測
・運行状況はほぼ正常
【調査目的】
・10月18日にダイヤ改正が行われたため、改正後ダイヤの各列車の混雑状況を確認する。
【調査結果の要点】
・快速から格下げされた守谷発区間快速は快速時よりも混雑率が下がった。
・八潮待避の無い7:06~8:07の普通は八潮待避有りの普通と比べて混雑率が高い。
・平成18年12月20日(水)の調査[No.63]と比較すると、各種別とも似た比率で混雑率が上がった。
【考察】
<混雑率について>
平成18年12月20日(水)の調査[No.63]と比較すると、各種別とも混雑率が15~25%程度増加しており、全体的に増加している事からこの1年弱で利用が増えたことが伺えます。区間快速が最も増加率が高いところに快速の区間快速化の理由がありそうですね!!
<全体の混雑傾向について>
快速が最も混み180p弱、区間快速が140p強、普通が120pというのが最混雑1時間帯の各種別の混雑状況です。平成19年10月22日(月)の調査[No.93]北千住の状況からすると、快速と区間快速の混雑バランスはこの程度で適切という事になろうかと思います。
北千住着時点で区間快速の混雑が一番厳しいことから普通に利用をシフトさせたいところですが、流山おおたかの森で緩急接続するパターンを用いている限り、これ以上のシフトは難しいと思われます。
普通の120pというのはダイヤからするとむしろ利用は高めと思われ、秋葉原まで先着することや、停車駅の差が区間快速と2駅しかないことや、区間快速の混雑が厳しいという事が理由としてあるのでしょう。
<ダイヤ改正の効果について>
まだダイヤ改正後1週間の状況なので、今後傾向が変わっていく可能性はあると思いますが、最混雑区間の北千住の状況を踏まえれば妥当な改正だったと感じられました。