【調査条件】
・平成20年1月21日(月)
・下板橋駅小川町方で上下列車の発着時の混雑を15分定点観測
・運行状況はほぼ正常
【調査目的】
・2008年6月にメトロ副都心線開業関連のダイヤ改正があるため、現行ダイヤの混雑状況を確認する。
【調査結果の要点】
・急行の利用率が高く、準急の利用率は普通以下。
・急行は多少立ち客が出ているが、準急・普通は座りきれており、全体的に輸送力は足りている。
・普通は上下で傾向が異なり、下りは志木行が成増行より混んでいるが、上りはほぼ同等程度。
【考察】
要点の通りの感想です。
グラフを見てみると、急行と普通は編成でほぼ利用率が一定なのに対して、準急は編成中央部の利用率が高くなっているという傾向が有ることに気付きます。下りについては池袋の階段の位置から、近い車両から座席が埋まっていく事が分かりますが、上りについても同様に停車駅の階段位置によるものなのでしょう。
東京メトロ副都心線で幾分のシフトがなされると東武は踏まえていると思われ、本数を減らしてくる可能性もありますが、本調査の結果、利用率だけ見ると準急の利用率が急行の半分程度ですから、優等は急行ならば10分おきでもほぼ座りきれ、日中時ならば急行6、普通6というのが最低線としてあり得るかな?と感じました。
これに施策的な味付けがされると予想していますが、はてさてどうなりますでしょうか?