2012年6月 7日

2012年6月7日西武新宿線高田馬場駅利用状況調査

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 西武新宿線を使う機会があり、高田馬場で昼休み時間帯の30分ほど利用状況調査をしました。

 6月30日のダイヤ改正で日中時については急行と各駅停車が10分間隔になることが分かっていますが、現行ダイヤの状況はどんなものでしょうか??

 以下、コメントです。

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図-1:西武新宿線高田馬場駅下り列車利用状況データ

 <下りの利用傾向>

 グラフで分かる通り、急行が最も利用率が高く、拝島快速、準急、各駅停車の順で空いていきます。

 高田馬場駅からの乗車が多いため、いずれの列車も前より車両の利用率が高くなっているのが特徴といったところで、それでも立ち客が少々出る程度なので、大半は座れている状況でした。

 <優等列車の状況>

 近距離区間において停車駅の違いが無いことから、列車種別の差というよりも前優等列車間隔により利用率が決まっていると言えそうです。

 調査した実前列車間隔を見てみると、準急は8分、拝島快速は10分、急行は13分となっており時間の差はちょっとの差ですが、運転間隔の短い山手線、地下鉄東西線からのまとまった乗換のタイミングによるところが大きく出ているように感じました。

 ちなみに急行が13分開いているのは特急列車の発車が遅れたためで、実際はもう少し空く形かもしれません。

 この急行は直前が特急ですが、30分前の急行は直前が快速急行のため、参考までデータを取ったところ、編成合計で400p程度と半分近く利用が下がるのですね。

 急行単独運転でもそれほど混んでいる訳では無いので、快速急行と急行の続行は効率の面で見ると、整理もやむなしかなぁと思ったり(ダイヤ改正の概要が分かったから感じるところかもしれませんが・・・)。

 ダイヤ改正後の10分間隔運転はイメージ的には拝島快速程度の利用率になるものと思いますが、まぁ妥当なところかなぁと感じる次第です。

 <各駅停車の状況>

 各駅停車はグラフでは最も空いていますが、あくまで4本の平均の値で、混んだ列車は準急以上であるなど、前列車間隔次第で利用率が高くなります。

 9~10分の前列車間隔がある列車は拝島快速や準急レベルになっていますから、ダイヤ改正後の毎時6本という運転間隔は適度な利用率となり優等と同様に望ましい状況かと思います。

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図-2:西武新宿線高田馬場駅上り列車利用状況データ

 <上りの利用傾向>

 下りと異なり、急行よりも拝島快速、準急のほうが利用率が高くなっています。

 若干列車の遅れがあったようですが、所定では拝島快速が前列車間隔が13分、準急が10分、急行が7分なので、その順番の利用率になるところですが、準急と急行が若干遅れたため、こんなバランスとなりました。

 いずれにしても下りと同様に列車種別の差というより優等の前列車間隔で利用が決まるところは同じのようです。

 各駅停車の利用率が下りと比べて均等なのは、運転間隔が下りより均等になっているためのようで、こちらも結局は前列車間隔によるところで決まるといった感じですね。

 時間帯の関係もあり、下りよりやや利用が多いですが、混んだ優等で立ち客が少々出る程度なので、下りと同様に10分等間隔であれば優等もそこそこの利用率で収まりましょう。

 各駅停車も本数が減った分利用は増えそうですが、間隔が一定になることから、こちらも問題無さそうです。

 以上です。

 ダイヤ改正後に確認して比較しますね!!