コースター評価:ジェットコースター(八木山ベニーランド)
6/2に乗車した、八木山ベニーランドのジェットコースターについてコメントします!!
ネットで調べたところ、紹介文として「走った時の轟音と車両の揺れに一味違ったスリルが楽しめます。お子様と一緒に安心して乗れるSL型ジェットコースターです。」とあったので、まぁ、良くありがちな「古くて振動が厳しくてショボイコースター」なんだろうと思っていました。
1968年開園時からある、現役では東北最古のコースターとの事で、果たしてどんだけやねんと思いましたが、乗ってみてハッとさせられました。
何たる逸品なんだ!!とね。いやぁ、マジ面白かったですよ!!
古いコースターなので、凝った事はしていません。最初の巻き上げで得られたエネルギーをひたすら突っ走るために使うというシンプルさ。
でも、その爽快感たるや、お子さまコースターの枠を越えてますね。お付き合いで乗るおとーさんおかーさんも楽しめるんじゃないかなと思います。
巻き上げは高さが無いものの角度があり、八木山というロケーションからか、まわりの景色が低く感じられるため、思ったより高いイメージで迫力もそこそこに有りますね。
ファーストドロップも後部車両に乗ると、それなりに怖いかも(笑)。結構引っ張られる感じで、安全ベルト1本で一人乗っていると身体が浮くからかな? まぁ、油断もありましたかね。
ファーストドロップ後に線路は上り勾配になりますが、勾配が緩いため加速度を維持しています。そして、その後は緩やかなカーブを下り勾配で進んでいきます。
角度で言うと270度(勾配じゃなくてカーブのほうね)くらいでしょうか。途中コークスクリューの線路と交差していたりして、景色的な面白さもありますが、それが分からないくらい加速が楽しめます。
何なんですかね。この感じ。古いコースターなので確かに微振動はあるのでしょうが、かといって乗り心地は極めて良好だというのが大きいかな。カーブの曲率が一定なのも理由かも。
山腹にコースがあるためか、コースが下り勾配なのに地面のほうが低くなっており、スタート当初より高いところを走る錯覚が面白いですね。
先ほどの270度カーブの後に一旦上り勾配になりスピードが落ちます。後は乗り場に戻るための余興という感じ。
ちょっとしたキャメルバックが2つあって、楽しめましたけど、最初の爽快さの印象が深くて、あまり記憶に残らないのはご愛敬。
まぁ、こんな感じでして、お子様コースターのクラスに分類するならば、最高に面白い部類でしょう。
歴史的な経緯は分かりませんが、当初から今のSLっぽい車両だったのでしょうか?何となくですが、出来た当初は普通の車両で花形アトラクションとして大人も子供も楽しむコースターだったんじゃないかなと思うんですよね。
「ジェットコースター」
このシンプルな名前こそが、このコースターの本質を示しているのかなぁと思ったりしますね。
うん、良いコースターだっ!!