2007年10月21日西武池袋線石神井公園工事調査(1)
2007年10月21日に西武池袋線の石神井公園駅の工事状況を確認しましたので、報告します!!
計画の中身をあまり理解していなかったので、詳しく知りたい時は地元向け資料を確認するに限る!!という事で、例によって駅周辺を徒歩観察してみました。
色々とネタを集めたので、計画概要と工事状況について、今日と明日で分割して報告することとします。まずは計画概要です!!
以下は駅から少し歩いた所に掲示されている地元向け資料です。要するに工事パンフですが、手に入るものでもないので貴重といえば貴重ですよね。趣味的に大変助かります(笑)!!
ポイントは工事が2期に分かれている事でしょうね。練馬高野台から石神井公園を越えて、複々線分の折返し留置線を過ぎたところまでが1期、そこから大泉学園手前までが2期という事になります。
現地を見て分かるとおり、1期の部分は用地が確保されており、工事が進められる状況にあるのに対して、2期の部分はまだまだこれからという状況です。
高架化が必要な区間が事業範囲だけれど、とにかく石神井公園までの複々線を早く完成させるべぇ~という感じですか?そんな感じですよね。
見づらくてスミマセン。目を凝らして見てくださいませ・・
1期の部分を簡単に説明すると、高架化の順番として「上り」「下り」であることから、
1.既存の線路を用地の下り線寄りに寄せて上り高架橋を構築
2.上り線を切り換えて下り線高架橋を構築
3.下り線を切り換える
というのが大まかな流れかと思います。
上記の流れで施工するため、複々線化用地が下り線側にある練馬高野台~石神井公園間は一旦下り線側に線路を移動する必要がありますが、石神井公園駅から大泉学園側の留置線施工箇所までは複々線化用地が上り線側にあるので、現行線路を大きく移動させることなく高架橋の構築が出来るという訳です。
よって、練馬高野台~石神井公園間の線路を下り線側に移設する工事が最初にやる工事であり、これに関連する準備施工を行っているのが現状と言えましょう。
ホームに掲示されていた仮設ホームの工事概要です。
高架橋の施工をするため、現行の橋上駅舎が支障することから仮設の地下道工事を行うのは理解できますが、なぜにホームを大泉学園側に移設する必要があるのか、見た瞬間悩んでしまいましたが、上記の計画と照らし合わせると見えてきました。
要するに、石神井公園駅部の池袋方は、現状のままだと高架橋構築に支障するという事なんでしょう。
高架橋のスペースを確保すべく、下り線側の用地に2線分移設するとなると、駅部への線形確保ができないので、その距離を稼ぐために用地的な余裕がある大泉学園側にホームを移設すると。
そのホーム延伸のスペースも決して余裕がある訳ではなく、先日分岐が外されましたが、同時に下り線の線形を外側に移動させています。これはホーム幅を確保するためなんでしょうね。
そのあたりは明日、写真付きで解説します。
##あくまでオイラの主観的予測に過ぎませんので念のため・・・