2007年11月24日

鉄筋を組むが如くダイヤ作成!!

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 今日から明日にかけて夜勤でした。

 昼は宿直的に一人だったので、図面を眺めつつ現場の鉄筋組みをチェキラしたり、机の上の資料整理をしたりしました。

 例の市川のマンションの件があったから・・・という訳ではないのですが、そうは言っても、この仕事をしている上では意識せざるを得ないのも本音かな。

 鉄筋職人の力量は充分に信頼しているけれども、最近の高密度配筋は箱根細工のごとくパズルみたいな感じで、図面どおりなんてトンデモネェ状況も出てきますよね。色々と調整して所定の配筋が組めると、その壮観な状況はある種感動ものです。

 こういった制約を克服してモノを作る拘りを日々見ているものですから、そういう価値観が自分自身に芽生えているのかも。

 趣味のダイヤグラム想定も、最近は往復で組む事が増えちゃったんですよ(笑)。

 安易に想定案が出せていないのは、そのあたりが関係していますね。往復完成に持っていけずギブアップ率が高まっているということですわ(苦笑)。

 しかし、ここ数日考えていた東急大井町線の急行運転時のダイヤは何とか組めたので、さらっと披露させて頂きます!!

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図:東急大井町線ダイヤ想定

 二子玉川~溝の口間の工事進捗を調査していく中、大井町線の延伸時の運転形態がどうなるのか気になったため、日中時は田園都市線と同じく急行1本、各停2本で15分サイクルを組むと想定し、スジ引きしてみました。

 制約条件として、急行は6両編成を使用するため、限定運用とすることと、田園都市線・大井町線急行同士の接続を重視した結果、1つ目のダイヤのようになりました。

 田園都市線は上下とも現行スジのままとしましたが、前述のとおり急行同士の接続を重視すると、各停の接続が悪いですね。

 旗の台で緩急接続する大井町線と桜新町で待避する田園都市線のパターンは恐らく変更不可であるため、どうしようもありませんが、何となくしっくり来ません。

 2つ目のダイヤは1つ目のダイヤを溝の口まで延伸させ、大井町線のうち毎時4本を二子新地、高津に停車させたものです。

 大井町線内無待避各停は二子玉川で急行スジに接近するため、二子玉川~溝の口間を通過運転せざるを得なく、15分サイクルなのに2本が2分続行で通過運転し、残りの1本が二子新地と高津に停車するというアンバランスダイヤになってしまいました・・・

 ここまで来て、当初の急行同士の接続を重視することが宜しくない印象を抱いてしまったので、両線とも6、9分間隔となる各停同士の接続を考慮した結果、上下とも二子玉川で綺麗に接続できる事が分かりました。

 それなら各停は二子玉川折返しでも良さそうだと思い、3つ目のダイヤとして、試しに各停は二子玉川折返しにし、急行スジを二子新地と高津に停車させてみたら、上下とも田園都市線急行と溝の口で接続するナイスなパターンになりました。

 2つ目のダイヤで、各停の半数を二子新地、高津停車としましたが、その場合「各停」という種別で停車駅が違うのは混乱が生じる気がしていたので、3つ目のダイヤのように日中時は急行ではなく快速(もしくは急行ではない優等名称)が設定されるほうが、ダイヤとしても妥当なように感じました。

 「大井町線直通が毎時4本停車します」という表現が優等とも各停ともとれない曖昧な表現なのは何故か?

 朝ラッシュ時に急行は走るという発表はあったが、日中時について殆ど言及が無いのは何故か?

 このあたりにヒントがあるんじゃないかと思いつつスジ引きしてみましたが、正解は如何に??