小田急線・箱根登山線2008年3月15日改正ダイヤ分析(1)
小田急線と箱根登山線が3月15日にダイヤ改正したので、ダイヤグラムライブラリを更新しました。
その過程で感じた変化点についてコメントしておきます!!
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今回の改正は、MSEの運転開始、急行の箱根湯本直通廃止が大きなトピックですが、その他の部分についてはダイヤの基本パターンが変更していない事もあり、本サイトで対象としている時間帯については1~2分程度の時刻修正に留まっているようです。
小田原口の変更点については、明日の記事でコメントするとしまして、小田急線内の変化点で気付いた点をピックアップしてみました。
◇朝ラッシュ時の新宿口の所要時間増
朝ラッシュ時のピーク時間帯における代々木上原~新宿間の所要時間が1~2分延びていました。
下北沢までも多少の修正はあるようですが、所要時間は延びていないので、新宿の折返しの関係の見直しかと推測しますが、優等・各停関係なく延びているので、何なのでしょうか?
◇日中時上り区間準急スジの変更
日中時の上りのスジが見直され、優等スジを中心に1分程度前倒しになっています。
新宿駅の到着時刻が変わっていない事から、折返しがタイトな新宿の処理をスムーズにするために余裕を持たせたという事になりましょうか?
全体的に前倒しという事ならパターンは変わらないのでしょうが、新百合ヶ丘~新宿間における特急or快速急行と急行の続行が詰まる形で修正されており、その結果上り区間準急の「向ヶ丘遊園で特急待避、和泉多摩川で急行待避」というパターンが組めなくなってしまったようです。
よって、区間準急スジの変更は区間準急の利用率云々よりも、全体の調整の結果というニュアンスではないかと考えます。
◇江ノ島線内の変化
小田原線の上りの時刻修正に合わせて、上り列車の時刻が早まっていますが、その影響とは思えない快速急行の大和~藤沢間で所要時間が上下とも1分程度増えているのは余裕分なのでしょうか? よく分かりません。
◇多摩線内の変化
下りの多摩急行が多摩センターで2分程度時間調整していて、実質各停と全線の所要時間が変わらなかったのが是正されました。これは大きな変化だと思います。
また、上下とも各停の1本が時刻修正し、運転間隔はややバラツキが出ました。多摩急行スジの変更のためなのか、新百合ヶ丘での接続の関係なのか分かりませんが、全体としては時間調整が減り、改善されたように感じます。