2008年9月30日

仕事前にTXの朝ラッシュ時混雑調査をする!!

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 常磐線千葉エリアで仕事をしていると、仕事前に調査が出来るケースもあるわけで、今日はたまたま外仕事で武蔵野線に乗る必要があったので、ここぞとばかりにTX南流山駅の調査を実施してみました。

 お、現行ダイヤの最終日だ・・・ ラッキー!!

 んな訳で、以下調査結果に対するコメントです。

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図-1:TX南流山駅の発車段階の混雑状況調査結果

 グラフを見て頂ければ分かるとおり、7:50の快速の混雑をピークとして、前後の利用率が少しずつ落ちていく山型の混雑状況です。

 快速の利用率が高くなっていますが、7:20発の利用率が高いのは前列車間隔が開いており、8:20発の利用率が高いのは八潮で普通を追い越すためなので、快速の利用率が高いのはまぁそういう事です。

 普通の利用率は優等よりずっと低いものの、傾向としてはやはり7:50頃を中心に前後の利用率が少しずつ落ちていく山型の混雑状況です。

 注目すべきは7:23の利用率が高いことで、前列車間隔が開くと、普通でも混むため、適切な前列車間隔にすべく本数設定をしないと、普通がダイヤのネックにもなりうるという事でしょう。

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図-2:TX南流山~北千住駅間の各列車の混雑増減状況

 先日北千住で到着状態の調査をしたので、今日の南流山発の結果とあわせて、両駅間の混雑の増加具合が判断できます。

 そこで、北千住着のグラフに南千住発を色を薄めて重ねたのが図-2になります。色が濃くなっている部分が三郷中央~青井間の乗車分と捉えてください。

 ご覧の通り、この区間での普通の集客力の大きさが分かると思います。

 区間快速が混んでいるため、三郷中央、八潮両駅の利用者も大半が普通に流れているのかもしれません。

 また、注目すべき点として、八潮始発普通が前後の普通の混雑緩和に大きく寄与していることは見逃せません。

 前ダイヤで北千住着8:07着が優等並に混んでいて、遅延が顕著でしたが、上のグラフの8:07着の普通が他の普通と同様に集客するとすれば、優等並・それ以上になることが分かりやすいかと思います。

 よって、八潮始発は他の列車と比べれば空いていますが、その効果は非常に絶大で、ダイヤを考えれば驚くほど集客していると捉えることも出来るのかもしれません。

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 新ダイヤでは八潮始発は維持したままダイヤを全体的に詰めて2本の普通を増発しましたが、そのうち1本のつくば発が守谷で守谷始発の区間快速に接続しないのは、接続すると区間快速が混むからで、あくまでピーク時間帯の混雑緩和の意味合いが強いという事なのでしょうね。

 八潮始発以上に前後列車の混雑緩和に寄与するでしょうから、期待が持てそうです!!