2008年9月15日京成金町線高架化工事調査
2008年9月15日に京成金町線京成高砂駅付近の高架化工事の調査をしてきましたので、報告します。
<参考:前回調査2007年7月20日>
https://okiraku-goraku.com/2007/07/20/
前回調査のパンフレットのイラストを見ていただけると分かるとおり、金町線のホームが出来るあたりの高架橋は、ちょうどこの写真に写る線路の真上に位置します。
そのため、高架橋を支える柱を建てられる箇所が限られ、今回の報告の写真7の赤丸の位置が柱となっています。
線間に建てられたところもあれば、そんなスペースは無く線路の外側同士で支える箇所もあります。いずれにしろかなりダイナミックな景観になることがイメージできますね!!
線路脇の小さなスペースに柱を建てるため、とてもコンクリート構造という訳にはいかないのでしょう、駅部付近の柱は鋼構造でクレーンによる架設で行われたようです。
柴又方に進み、単線高架橋がシンプルに構築できる場所になるとコンクリート構造の柱になっていました。
写真-4:建物一杯一杯の位置に建つ柱 一般的な単線幅の桁ですね。
高架橋から地上に降りるアプローチ部分のあたりです。
切換に必要な用地を捻出するためか、上り線の脇に線路を移設するためのスペースを確保しているかのような柵が立っています。
この柵の線形どおりに切り換えると、右側に切換口を確保できそうな・・・気がします。
再び駅のほうに戻って、上り線脇の柱を見ると、スペースが無く径の太い柱が建てられなかったためか、2本が連なって建てられている箇所もあります。
なかなか施工条件が難しいですねぇ。
こういう部分の検討が面白いと言われれば面白いのかもしれないけど。土木屋という生き物とすればね・・・(苦笑)。
現場に沿線住民向けに掲示してあった図面です。
重機の据える位置が示してあり、分かりやすくて良い資料です。まぁ逆に言えばそういう部分を明示するのがキモな工事という事なのかもしれません。