韓国の鉄道施設調査(2) 地下鉄編
11月12日~15日に韓国旅行に行って来た際に観てきた、鉄道施設に関する部分をピックアップして、コメントしたいと思います。
その(2)として、ソウルメトロ(地下鉄)関係です。
写真-1:自動改札機
韓国の地下鉄の自動改札機は、写真のような形状で、日本においても鉄道以外で幾らか見られるタイプです。
オイラにとっては、ディズニーリゾートの入口が似ていると思ったり(笑)。
バーを押しのけて進んでいくタイプで、バーが予想より重たくて驚きました。仮に通れなかった場合、ウッってなってしまいそう(笑)。
ちなみにTmoneyカードというSuicaやPASMOのようなチャージ系カードがあり、その読み取り位置がバー手前横上面にあります。
タッチ反応速さは日本より遅く、2秒くらいたって「ピッ」と鳴る感じでした。
写真-2:ホーム状況(ホームドア設置駅)
ソウルの地下鉄は開業年度が早い路線、遅い路線と開きがありますが、今回乗った感じだと、路線やエリアといった明確な区分はなく、転落防止柵、ホームドアが設置されていたように感じます。
ホームドア施工中の箇所もありましたし、いずれは全駅がホームドアになっていくものと思います。
写真-3:ホーム状況(転落防止柵設置駅)
このように転落防止柵設置駅も数多くありました。
推測ですが、もともとは未設置で、新しく作られた路線では転落防止柵を設置し、更に近年ホームドアの設置が進められているという感じかと捉えています。
ちなみに、ソウルの鉄道は韓国鉄道公社線が日本と同様に左側通行、韓国鉄道公社線と直通する地下鉄路線を除いては車と同様に右側通行になっていました。同じ地下鉄でも進行方向が異なっていたりして、最初迷いました。
写真-4:切符販売等窓口
驚くべきことに、ソウルの地下鉄では窓口で切符を買うという文化がメジャーです。
もちろん自動券売機もありますが、観察してみると結構な率で窓口を利用しています。
理由として、地下鉄の運賃が10kmまで1,000ウォンという体系にもよるかと思います。
韓国鉄道公社も含めて通し運賃で、1,000ウォンで行ける場所が多いのですよね。
おそらく1,000ウォン切符の率が高く、窓口に1,000ウォン札を出して、切符をもらうという行為が自動改札機を使うより、多少並んでも楽なのではないか?と推測します。
写真-5:自動券売機
この業務用冷蔵庫みたいなのが自動券売機です。機能は日本と同じのようです。
上の細長い紙が運賃表です。共通運賃故に、乗れる区間が全て記載されていて文字が細かいので、不慣れな人には少々厳しいかも・・・です。
写真-6:切符
最低料金の1,000ウォンの切符です。
表面に金額が印字されるのは日本と同様でしょうか。黄色一色の券では味気ないところ、南大門がしっかり印刷されているので格好良いです。
裏面の真ん中には磁気を読み取るであろう黒い線が真ん中に引いてありました。
写真-7:Tmoneyカード
今回は観光の移動に地下鉄を使う事が分かっていたので、最初にTmoneyカードという日本でいうSuicaみたいなカードを買いました。
カード自体は2,500ウォンで、購入時に自由にチャージ額を決めることが出来ます。
窓口に5,000ウォンのチャージを依頼して、7,500ウォン支払いました。
切符購入の煩わしさか無くなるのは当然として、このTmoneyカードは、割引制度があるのが大きなメリットでしょう。地下鉄だと、100ウォン引きになります。
写真-8:Tmoneyカードのチャージ機械
Tmoneyカードのチャージは前述の窓口でも可能ですが、自動チャージ機械を使うことも出来ます。
カードを真ん中下部分にあるカード置場に乗せ、お金を入れてチャージ金額のボタンを押します。
日本のようにカードを機械に入れて、完了すれば機械から出てくるのではないため、最初やった時にいつ終わったか分からず慌ててしまいました(苦笑)。
以上、地下鉄関係の施設調査報告でした!!