副都心線開業半年後調査に向けたメモ(西武練馬編)
東京メトロ副都心線が開業して半年が経ちました。
初期状態の混雑状況は幾分調査したのですが、あくまで初期状態ということで、定期移行がある程度固まる半年後にじっくり調査しようと考えていたので、このタイミングで調査をしたいと思います。
その前段でダイヤ改正前の状況を確認しておきたいと思い、前の調査データですがバタバタして未公開だったことも合わせて公開、コメントします。
一昨日、昨日に引き続き、西武練馬駅の状況です!!
図:2008年6月13日(金) ダイヤ改正直前の西武池袋線練馬駅混雑状況データ
まずデータの前提ですが、急病人が発生したとの事で7時50分あたりから列車間隔が開いてしまっています。
おおむね15分サイクルが20分弱のサイクルになっており、60分あたり本数で見ると3本足りていませんが、この調査で見たかったのはメトロ線直通列車の混雑だったので、何とか分析材料になっているかと考えています。
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グラフを見ると、池袋行快速がかなり混んでおり、次いで保谷発の各駅停車が混んでいるのに対して、豊島園発の各駅停車、メトロ線直通列車は空いていることが分かります。
保谷発各駅停車が豊島園発各駅停車より混んでいるのは、池袋線系統の数少ない池袋行各駅停車であることと、メトロ線直通準急からの乗換客を受けるということが理由でしょう。
豊島園行もメトロ線直通各駅停車からの接続を受けますが、練馬着時点の利用率が低いため、空いているのは何となく分かる感じですが、前述の遅延によりメトロ線直通各駅停車2本分を受けてしまった7:53発の列車が他の列車より混んでいることから、接続次第で利用率を上げることは出来るかなと感じました。
で、本題のメトロ線直通列車ですが、ん~、空いていますね(苦笑)。
まだ直通が少なく前列車間隔が開いており、更に前の直通が新線池袋行になっている7:41発が1,330p、前述の遅延で前列車間隔が9分になってしまった8:04発(準急)が1,690pになっているのを除けば、概ね900p前後程度の利用率です。
これは立ち客が少々程度の状況で、池袋行と比べると予想以上に利用率が低い印象を受けざるを得ません・・・
ちなみに11本の合計ポイントは10,330pで、このボリュームが通常時の12本が受け持つものと仮定すると、1列車あたり861pになります。
つまり、座れる程度しかメトロ線直通ルートは利用されていないとも捉えることが出来るのかもしりません。ん~、納得できるような出来ないような・・・
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新ダイヤではメトロ線直通列車が有楽町線、副都心線系統あわせて16本になるため、旧ダイヤと同様に全員着席出来るくらいは少なくともシフトするだろうと仮定すると、16本あたり12480pとなり、旧ダイヤ比で2,150p増ですが、はたしてどの程度推移するのか再調査で確認してみたいところです。
池袋と練馬で再調査すれば、概ね新ダイヤの評価が出来るのではないかと思いますので、近いうちに実施しますね!!