阪神なんば線開業関連調査遠征(8) 阪神なんば線施設調査その3
2009年3月29、30日に阪神なんば線の既存区間の施設改修状況を調査してきましたので、報告します!!
その3として西九条駅~大物駅間報告です。
西九条駅は、快速急行停車駅として近鉄車両10両分の有効長の駅となりました。
JR線を越える部分が延伸分で、JR交差部は高架橋ではなくスパンの長い桁のため、線路部分、ホーム部分とも前後と構造が切れているのが特徴でしょうか。
延伸部分側のこのアングルから見ると、新駅かのような印象です。
延伸された側には東口改札が新設されました。
自動改札は3基と若干小ぶりな感じですが、JRとの乗り換えは従来の西口側が便利なので、おそらく当面は閑散とした感じでしょうし、この規模で良さそうな感じかな?
えらくデザインが格好良いです。
改札口は3階部分になり、地上階へは2フロア移動する形になります。2階部分は自転車駐輪場が隣接してあるほか、店舗スペースらしき箇所はシャッターが閉まっていましたが、何らかテナントが入るのでしょうか?
そうなると東口も賑やかになってくるかもしれませんね。
ちなみにエレベータも複層階タイプになっていました。
千鳥橋駅は近鉄車6両対応のため、ホーム両端部の延伸工事がなされました。
高架駅という事で、構造的に可能な規模だったんだろうなという幅の延伸になっています。
とはいえ屋根も延伸されており、機能的には申し分ありません。
尼崎方も西九条方と同様の構造で延伸がされましたが、延長は長いです。
線路の真ん中にある停車位置目標から、既存のホームは阪神車4両分だったことが分かりますね!!
伝法駅は近鉄車6両対応のため、西九条方に約50mホーム延伸しました。
盛土高架部分の延伸で、交差道路もあることから、スパンが長い桁式によるホーム延伸が行われています。
ホーム幅は千鳥橋駅の延伸部と同等程度ですね。
福駅は近鉄車6両対応のため、西九条方に延伸するとともに、尼崎方の端部改札口の形状を変更して、ホーム部分を延伸しました。
西九条方の延伸方法は地上区間の延伸という事で、一般的な構造による延伸です。
右側の上りホームの端部部分のホーム構造が異なっていることが分かるでしょうか?
この部分がホームから斜路により改札口に繋がっていたスペースの一部をホームに置き換えた範囲です。
比較的スペースがあった下り線側は改札口からスロープと階段が設けられていました。
大物駅は近鉄車6両対応のため、尼崎方に約2両分延伸がなされました。
本線との共用ホームですが、本線は普通しか停車しないので有効長は4両だったのですね。
今回の施設改修で梅田方面ホームだけが短いままになってしまいました。
西大阪線・・・じゃなくて阪神なんば線、立派になりましたねぇ♪