阪神なんば線開業関連調査遠征(7) 阪神なんば線施設調査その2
2009年3月29、30日に阪神なんば線の新規開業区間の施設を調査してきましたので、報告します!!
その2として桜川駅と大阪難波駅です。
桜川駅は地下鉄千日前線の桜川と、南海汐見橋(高野)線の汐見橋のちょうど中間位置に設けられています。
駅名は桜川ですが、むしろ汐見橋駅のほうが近く、汐見橋駅になる可能性もあったようですが、桜川となったのは無難なところでしょうか。
桜川駅の出口の一つが汐見橋駅と隣接した形になっており、かなり近いです。
前述の通り、千日前線の桜川より阪神なんば線の桜川のほうが汐見橋から見て近く、乗換経路としてはかなり利便性が高い部類かと感じていますが、如何せん汐見橋線利用の絶対数が小さすぎで、阪神なんば線開業の影響は殆どないような気がしますが、はてさて??
自動券売機の数は3基で、ドーム前はともかく九条の中央線乗換側と比べても少ないです。
3線乗換駅といっても、ほぼ平行区間を走る千日前線と汐見橋線が相手なので、乗換は殆ど無いという判断なのかと思います。
ホームの両側の壁のデザインが色も含めて異なっています。寒色系縦縞と暖色系横縞といった感じでまったくあわせていません。デザインコンセプトが2面性とのことですが、阪神と近鉄の乗務員交代駅ということで、視認的誤りを無くすためのデザインのように感じたのは穿った見方でしょうか。
大阪難波駅に3線あった留置線のうち2線を阪神なんば線に転用したため、その分の設備を桜川のドーム前方に2線設けました。
よって近鉄車の大阪難波発着列車の折り返しを桜川で行う必要が生じ、終日回送列車が桜川のホームを通過していきます。
ホームで観察していると近鉄特急の車両も通過していき、かなり特殊な状況になっています。
なお桜川からドーム前に向かって阪神なんば線は下り勾配で下っていきますが、留置線は逆に若干の上り勾配になっています。このアングルで見ると良く分かりますね!!
大阪難波駅は、近鉄管理の駅であり、施設的な変化は殆ど無いだろうと捉えていましたが、現地で見た限り案内関係の変化のみというのが素人目の印象でした。
近鉄難波駅が大阪難波駅に変わったため、駅名表等は当然のごとく差し変わっています。
あくまで近鉄、阪神両路線の終点という事で、駅名の両脇に会社名が示されている部分に対等というニュアンスが感じられます。
大阪難波駅の自動券売機と言えば、ずらっと並んでいる印象が残りますが、その一番端の部分に阪神専用の券売機が設けられていました。
あまり詳しくないので、元々近鉄の場所を阪神に割り当てたのか、新設なのか分かりません。
近鉄の機械に阪神のボタンがあって、阪神の切符も買える形なのかなぁと思ったら、違いましたね。
新設駅ではないので、仕方ないところでしょう!!