2009年5月16日京成本線日暮里駅改良工事調査(1)
今日も休みなのですが、工程ギリギリ(いつもそうだけど・・・)の現場チェックがあったので、午前中仕事をば少々・・・
もう慣れた、この生活に(笑)!!
んで、午後の吹奏楽の練習に向かう途中、寄り道して京成本線の日暮里駅の工事状況をチェックしてきました。
仕事のチェックと趣味のチェックがあまり変わらない気がしないでもないですが、まぁこの寄り道で何とか休みの体裁になったかなと(笑)。
その(1)として、今まで気になっていた高架下の状況を含めて、駅周辺の工事進捗を報告します!!
今まで電車の中からしかチェックしていなかったので、初めて高架橋を付帯道路からチェックしてみました。
この部分が切換口に相当する箇所で、新設の高架橋は既設の高架橋くっつけた形になっていることが分かります。
線路方向なので構造物の縁は切れていないだろうと思っていましたが、別構造になる橋脚までの長さが結構あったりして、なかなか興味赤い構造になっていますね。
道路近接箇所という事で、高架橋の線路が張り出しても地上部分の橋脚は既設の用地内に収めざるを得なかったのでしょう。
新しい高架京の橋脚は既存の高架橋をうまく避けて構築していました。
ニューシャトルの大成(=鉄道博物館)駅のホーム拡幅状況と同様の状況です。
もう少し日暮里方に進むと、JR交差部の手前に幅のある道路が交差しており、ここを桁で飛ばす必要からなかなか素敵な景色が見えます。
前後の高架橋も狭隘ながら桁を支える設備でなければならない訳で、新三河島方については張り出した形かと思ったら反対側にも橋脚があったり(写真-5参照)、この写真の奥側となる日暮里方については線路を通す必要以上の幅を持つ高架橋を構築し、橋脚を付帯道路の両側に配すなど、かなりの苦労が伺える状況でした。
常磐線との交差部です。
日暮里方の橋脚は単柱になっていますが、京成線の石積み擁壁を壊した位置に構築している事から、京成線と常磐線両方に支障しない位置として作れるのがここしか無いってくらいの状況です。
橋脚の径が他より太く、だから単柱なんだなと思ったり。
言い換えれば、他の部分が大掛かりな構造でもなお複数の柱で高架橋を支えているのは、この径の橋脚が施工できるスペースが無かったということなのでしょう。
多分・・・
前述の下り線側に張り出している橋脚位置の反対側の状況です。
こちらも既存高架橋の橋脚を微妙にかわしつつ用地内に収めよう的場所に新たな橋脚を構築しています。
なお、新しい橋脚は既設高架橋の下部で繋がった一体の構造になっており、こんな形で張り出し部分を支えなければならんのかなぁといった感じ。
なんか、すごいです・・・
常磐線の交差部から日暮里駅にかけて、新下り線は盛土の既存線の真上にすこしずつ摺りつく線形になっており、既存の上下線を跨ぐ形で高架橋が構築され、既存線の線間にスペースが出来るあたりから上下線間と上り線脇を跨ぐ形で高架橋が構築されています。
この両高架橋の境目が構造上平行にずれた形になっているため、単線の高架橋としてはかなり過大な設備に感じられます。
桁の配列を下から眺めて見た限り、新下り線のみ考慮した構造のように感じられたことから、施工上柱の位置が決まってしまうので、資機材置場やら何やらに使えそうな場所を確保するという意味で、出来る限り高架橋上の盤は作っておこうといった状態かなぁ?
端部の防音壁は簡単に外せるような構造じゃ無さそうなので、これで最終形態だとは思います。
日暮里駅の新下りホームの最も三河島方端部付近を下(交差道路)から見た状況です。
右側がスカイライナー専用ホームの桁、真ん中が軌道桁、左側が一般列車用ホームの桁となっています。
柱の位置が若干バランスが悪いですが、前述の通り上下線間と上り線脇に構築したからです。
一般列車用ホーム位置が張り出した感じになっていますが、旧下り線撤去後に柱を追加する状況ではなさそうです。鋼構造の端部に準備施工がなされていせんからね。
ただ、ホーム延伸についてはよく分かりません。
成田新高速系統のスカイライナーは将来10両になると記憶していますが、今つくっているホームは10両対応なのでしょうか?
仮に8両対応なら延伸準備はされそう・・・
あ、右側は高架橋が続くので延伸スペースはあるのかもしれません!!
駅部分は建築工事が進められているかと思われますが、作業ネットで覆われていてよく分かりませんでした。
日暮里・舎人ライナーの駅側に行ってみたけれど、駄目でした(苦笑)。
京成上野方の一般列車用ホーム端部状況です。
張り出し具合がなかなか素敵です!!
やはり、この部分を見ても下り線撤去後に高架橋を構築する感じは無く、これで最終系のように思えます。
京成上野方の高架橋も新三河島方と同様に、京成線の線間に橋脚が構築できた部分は連続的な高架橋になっています。
その先の切換口付近については、明日のその(2)でコメントしたいと思います!!