2009年5月15日

飛鳥山のケーブルカー??モノレール??

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 宇都宮・高崎線で通勤する際、上野方面に向かって左側のドア周辺に居るのがデフォルト(降りる時のドアの関係で)なのですが、先日たまたま列車の乱れで反対側のドアにべったり付く感じになりました。

 久しぶりに反対側の景色眺めていたのですが、ふと王子駅を通過する際、飛鳥山公園にモノレールのレールみたいなものが見えたんです。

 気になって昼休みに情報を仕入れたら、なんと現在工事中の昇降設備だそうです。

 なんとも面白い工事なので気になって気になって、休みの本日、職場に顔を出す(泣)前に現地に立ち寄ってみましたので報告します!!

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写真-1:謎の設備全景

 最初に道路の反対側から全景を見てみました。

 元々あった石積み擁壁の奥に新たな擁壁を構築し、一定の勾配を持つ施設用の敷地を儲け、そこに専用軌道を敷設したようです。

 水色のカバーがしてあるのが乗り物のようです。

 工事の看板を見て、バリアフリーの観点での施設であることが分かりました。

 確かに飛鳥山公園は王子駅側からのアクセスは階段のみで、道路沿いの坂道を延々と進まないといけないロケーションなので、こうした施設が作られる理由は大いにあります。

 通常ならエスカレータあたりが作られそうなものですが、こうして夢のある施設が作られることは大変喜ばしい限りです!!

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写真-2:施設概要看板

 現場付近に掲示されていた工事・施設案内看板です。

 正式名称は「斜行昇降設備」のようですが、表記を見ると「斜行モノレール」ともあります。

 16人乗りで所要時間が片道約2分とあるので乗降を考えると5~6分間隔の運行となりましょうか。

 完成予定は6月下旬とあり、その部分がステッカーだったので目を凝らすと3月の記載が・・・

 現地を見ると駅施設の工事が進められている途中ですが、駅施設が遅れの原因ではなさそうで、土木工事が難航したんじゃないかな?と思ったり。施工条件が施工条件ということで、なんとなくですけどね。

 現地状況を見る限り、現在示されている6月下旬の完成は大丈夫そうな状況でした!!

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写真-3:下の駅舎状況

 駅舎の上家等建築工事は概ね組みあがっており、あとは舗装や細かい仕上げを残すのみとなっていました。

 どうゆら乗り場にはホームドアがあるみたいですぞ!!

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写真-4:上の駅を望む

 下の駅を出発すると、曲線で暫く進んでいき、途中から直線になります。

 単純な直線が組めない事から、こうした設備が選択されたのかもしれませんね。

 極力公園敷地は確保したいところでしょうし。

 ちなみに車両が青色シートで覆われているのは、車両施設は3月の工期に間に合わせて出来上がっていたからかもしれません。

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写真-5:上の駅舎状況

 下の駅舎と比べて簡易な施設ですが、ホームドアはきちんと整備されています。

 写真-2の工事概要で駅舎2箇所と管理人室をつくるとあるので、下の駅には管理人室が含まれているため若干立派なのでしょう。

 上の駅舎も周囲の舗装や仕上げを残すのみの状況でした!!

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写真-6:運行する車両の写真が掲示されていました。

 カバーを外すとこういう車両が出てくるようです。

 なかなか格好良い感じです!!

 バリアフリーの施設という事で、おそらく無料だと思うので、開業当初は結構な行列になりそうですね。

 機会があったら乗ってみたいと思います!!