大井川鉄道井川線乗りつぶしの旅!!
今日も昨日に引き続きオイラ一人で遊べる日でした。
特に出かける計画を立てていなかった今回のGWでしたが、今日の大井川鉄道井川線の乗りつぶしはかなり前から計画していたものです。
残念ながら日帰り強行プランでしたが、用意していた計画を若干修正しつつ行ってきました!!
ちなみに、未乗区間は井川線の奥泉~井川間のみで、それ以外の区間は小学生の時に家族旅行で乗車済。SLにも乗っていたりします。
未乗区間の時刻表を見ていて、距離の割りに所要時間がべらぼうにかかる事が分かり、なんとも乗りづらい部分が残ってしまったなぁという感じで捉えていましたが、実際乗ってみたら何とも刺激的な区間でして、片道2時間弱の旅はあっという間でした。
かなりの満足感でした。行って良かったです♪
写真-1:金谷駅で大井川・アプトラインフリーキップを購入!!
単純に往復しただけで6千円を超えるため、手堅くフリーキップを購入しました。
夏休みの8月には販売せず、12月から3月のいわゆるオフシーズンは4,200円というお得感が高いキップですが、日照時間を考えると今くらいの時期が良いのかなと思ったり・・・
2日間有効なので、2日間フルで使えば井川線の秘境駅でも下車できて良いと思います!!
新幹線を駆使して金谷に到着しましたが、そうは言っても早起きしたため、油断すると寝てしまいそう・・・だったので、配線を調査しながら移動することにしました。
難しそうなのは新金谷と千頭だろうなぁと思いつつ、まぁ何とか調べられたかなという感じ。
以下に示します。
こうして調べてみると、SLの運転を一般列車の合間に設定している割に、交換駅が少ないかなぁという感じですね。
とはいえ、SL運転時間帯の一般列車の運転間隔が広がっている訳ではないので、うまくダイヤを組んでいるのでしょう(詳細未検討・・・)。
さてさて、千頭から井川線車両に乗り込みます。
よっしゃ、早速アイコンゲット♪ と先頭車を見て、若干違和感・・・
井川線は機関車が先頭に居て客車を引っ張る運転形態だと思っていましたが、この先頭車は客車なのです。
気になってケータイで調べたら(便利な世の中になったものです)、アプト区間開業に伴う運転形態変更にあわせて機関車は千頭寄りに連結する形に変更されたようですね。
あわせてこの運転台を持つ客車を導入したとのこと。正面の顔が機関車とそろっていて、なかなか格好良いかなと思います。
GWという事もあって、結構な乗客が既に乗り込んでいたため、空いていた最後部車両に乗り込みました。
窓がありえないくらい開いたので、左右から覗けば配線チャックも出来るでしょう♪
25年前の記憶なんて頼りにならないなぁと思えるくらい何も覚えていませんでした。
レールの幅は1,067mmのようですが、いかんせん車両がナロークラスでして、何ともいえない乗り心地が良いですね。速度が遅いということもあるのでしょうが、金谷~千頭間よりも乗り心地は良いかもです!!
思ったより早く、急勾配区間に突入しまして、川沿い区間や山腹の狭隘なスペースをトンネルを駆使して進んでいく雰囲気がたまらなく面白いです。
車掌さんの生ガイドだと思われますが、沿線ガイドが面白く、「へぇ」とか「ほぉ」とか言って見たり。
あぶねぇオッサン35歳ですな・・・
アプトいちしろ駅はホーム1面のシンプルな駅ですが、奥泉方の留置線にアプト区間用の機関車が待機していて、駅停車後に後部に増結して、最大90パーミルのラックレール区間を進んでいく事になります。
増結に伴う停車時間が数分設定されており、観光路線という性格もあってか放送にて下車して連結作業を見ることを推奨してました。出発前には汽笛で合図をするので車両に戻るようにとの放送と、あわせてトイレや物産の案内もあったかな(笑)。
アプト式区間を走るための機関車はスケールが違いますな。増結してみると、他の車両が如何に小さいかがわかります。
施設面に目を向けてみると、ラックレールはあぷといちしろ駅のホーム位置よりやや奥泉方の部分から設置されており、井川線の最大編成に対して増結した機関車がラックレール上に停車できるような位置関係になっているみたいです。
アプトいちしろ出発時から増結した機関車のパワーを借りる訳ですから、尤もな状況でしょうか。
アプトいちしろ駅から接阻峡温泉駅までは長島ダム建設に伴い新線に切替えられた区間を進んでいきます。アプト区間だけ注目してしまいがちですが、その他の切換区間もなかなかの面白さです。
旧線跡が線路から見える区間が多く、トンネル好きとしてはたまらない廃トンネルがゴロゴロして萌えました(笑)。
話を戻してアプト区間ですが、ラックレール有の軌道とか、90パーミルの勾配とか、それだけでお腹いっぱいな状況ですが、ものすごい山奥にありえないくらい立派な構造のコンクリート高架橋が建設されており、シチュエーションの妙が何とも土木屋を興奮させます。
たまんないですよ!! ホントに・・・
長島ダム駅の手前までは急勾配でしたが、駅部分から平坦区間になりラックレールが無くなりました。
長島ダム駅が交換駅であるのと、アプト区間用機関車の留置線がアプトいちしろ方にあるため、分岐が複数あり、ラックレールを分岐部分に設置したくなかった設計なのかと思います。
この駅でアプト区間の機関車が切り離されます。
なんか、この先の区間も凄そうなのですが・・・
長島ダムを過ぎると、なぜここを進む?と思えるくらいの山奥をノロノロと進んでいきます。
観光地テイストがある接阻峡温泉駅と奥大井湖上駅以外の下車は皆無ですが、周辺施設が何もないそうなので当然と言えば当然でしょうか。
気軽に降りられない運転本数ですから、気まぐれに降りれませんよね。
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接阻峡温泉駅からは昔からの区間という事で、再び趣きのある区間になります。
尾盛~閑蔵間の関の沢鉄橋は川底から100mという日本一の高さの橋梁だそうです。
見所区間はゆっくり走ってくれるので、景色が楽しめて最高ですが、この鉄橋の眺めは凄すぎました。
ジェットコースター以外の高所が苦手なオイラは足がすくんでしまうくらい・・・
長島ダムや奥泉ダムも見れましたが、この井川ダムが妙に心に残る存在感を示してくれました。
終点付近にあるという事と、構造物としての歴史の長さがそう感じさせるのでしょうか。
ダムの奥には水が溜まっていて、これぞダムという状況であることも理由としてありそう。
都市部の工事専門のオイラですが、こうした山奥に住み込んでガッツリ工事をするのもロマンがありそうだなぁと思ったり。
いやぁ、単なる鉄道の乗りつぶしかと思ったら、なかなかどうして良いものが見れました!!
千頭から1時間45分、思ったより短く感じた井川線の旅でしたが、井川駅で終了です!!
駅構内の配線を調べてから、駅舎の中をチェック!!
窓口で乗車記念(=乗りとおし達成)のカードをもらえるとの表記があったので、貰いました。
妙に達成感があるのは、時間的なことよりも路線のロケーション的なニュアンスのほうが大きいかも。
それだけの場所ですよ、井川はね!!
金谷から3時間半電車に乗り続けただけですが、それでも腹は減る訳でして、まもなく14時になろうかという状況でしたから、井川に着く直前のあたりから駅についたら、何よりも食事をしようと考えていました。
間合38分あれば食事は余裕で出来るだろうと思っていたので、あとは食事する場所があるかどうか、そっちの不安が大きかったんですけれども、おお幸いに駅前の階段を降りた場所に「やまびこ」というお土産&お食事場所がありました。
本当に良かったぁ♪
何を食べても美味しく感じられそうな状況でしたが、せっかくなのであまり食べられないものにしようと思い、山菜天ぷら蕎麦を頂くことにしました。
まさに山でゲットできました感アリアリの天ぷらが美味しかったです。
行きの行程で十分お腹一杯満喫できましたので、帰りは配線チェックや、行きに見て良いアングルだなぁと思った景色を撮影したりしました。
基本的に井川方面に向かうなら右側、千頭方面に向かうなら左側の席がオススメなのでしょうが、反対側も場所によっては面白く、注意深くチェックしながら旅を満喫しました。
千頭から金谷行に乗り換えて、そのまま金谷まで目指しても良かったのですが、新金谷の配線が行きの段階でメモしきれなかったので、新金谷で下車しました。
駅から車庫側をぐるっと周り、金谷側の立体交差している道路から見下ろすアングルで車庫を望むことにより、何とかチェック完了できました。
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次の列車で金谷に移動し、JR線に乗り換えて静岡に出て、新静岡駅の工事状況をチェック(後日コメントします)を済ませた後、夕食を食べて再び東京を目指しました。
以上です!!