2009年6月15日JR南武線西府駅施設調査
非常にタイミングを逸した感がありますが、2009年6月15日にJR南武線西府駅の施設調査をしてきましたので、報告します。
今年の3月14日に開業した駅でして、3ヶ月が経ちましたがどのような状況でしょうか?
一般的な相対式2面2線の駅で、直線区間に位置しています。
ホーム有効長は6両分ですが、前後区間の柵の位置から推測するに8両化延伸を見据えた構造になっているようです。
下りホーム中央部を見たアングルです。
上下ホームともコンコースに対して立川方が上りエスカレータ(2列式)、川崎方が下りエスカレータ(2列式)と階段、その中間にエレベータが設置されています。
エレベータ脇には空調設備のある待合室が設けられ、昨今の新駅と同等の設備を有しています。
線路側がエスカレータになっていますね。階段は5人分程度の幅になっています。
自動改札機は双方向タイプが4列あり、うち1列は車椅子対応の幅広タイプになっています。
また隣接して窓口案内ブースがあります。
同時に開業した西大宮駅が5列ありましたので、駅周辺状況からすると、若干少ない印象があります。
北口は駅開業とともに整備されたロータリーになっており、新設された路線バスやタクシー乗り場が設けられていました。
駅外観はガラスを多用した明るいイメージの持てるデザインです。
自由通路部分の屋根という意味では反対側南口のような階段状デザインでも良いのでしょうが、ランドマーク的意味あいでこのようなデザインになったのかなと素人目に推測します。
北口、南口とも上下エスカレータ(2列式)、階段、そしてエレベータが設置されています。
自由通路としての機能も有している訳ですが、バリアフリー対応的にバッチリですね!!
南口側はNECの工場や住宅街、小学校が隣接しており、駅前らしからぬ状況であります。
新設駅らしい状況と言えば、そんな感じです。
利用が多いのは今のところ、こちら側なのでしょうね。
西府駅の利用状況ですが、NECの工場が近接していることからラッシュ時間帯の利用が一定数ありそうで、ピーク時間帯の運用において施設の能力を超えた利用が実際ありそうな雰囲気を匂わせる掲示がありました。
前述の通り、線路脇スペースの関係もあったと思いますが、コンコースへの階段が川崎方だけしか設置できなかったことから、上りエスカのみ設置の立川方は若干の渋滞を引き起こしてそうです。
また、改札口付近も自動改札台数からして、乗降で半々使っているとなると降車が若干詰まりそうな印象を受けました。
実際にはほんの少しの時間帯の事なのでしょうけどね。
ある意味順調という事でもありますし、今後の発展を期待したいところであります。