TX2009年10月1日改正ダイヤを分析する!!
先日、つくばエクスプレスが10月1日にダイヤ改正する情報を得ました。
さっそく概要を知るべく北千住駅でパンフとジャバラ時刻表をゲットしたので、変更内容について分析・コメントしたいと思います。
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まず感じたのは、1年前のダイヤ改正で手を付けなかった夕方から深夜にかけて調整してきたなという点でしょうか。
逆に朝ラッシュ時と日中時の変更点が殆ど無かったことから、前回設定のダイヤが上手く機能していると見ることも出来そうです。
次に感じたのは、快速の整理が更に進んだという事でしょうか。
「快速は毎時2本でその他は区間快速」というスタンスは、「優等は極力全線運転かつ守谷~つくば間の毎時4本確保」という方向性から、30分サイクルベースでダイヤを構築しているので、パンフの文面にもありますが、分かりやすさを考慮するうえで、妥当なところかと考えています。
以下、新ダイヤを作成したので、変更点を見てみましょう!!
まず、朝ラッシュ時ですが、ダイヤパターンの変更は無く、一部列車のスジ見直し(30秒~2分程度)が行われました。
新旧時刻表を見比べて、時刻表上の数字が変わっている部分を黄色でバックハッチングしてみましたが、ピーク前半の普通の八潮~秋葉原間、ピーク後半の区間快速、普通の流山おおたかの森~秋葉原間の時刻が30秒から1分繰り下げられたことが分かります。
北千住到着時の混雑は定期的な混雑調査を行った印象として、普通の八潮待避の解消、増発により優等に極端に利用が集中することが無くなった様に感じていますが、ホームドアがある路線なので、停車駅の多い普通が遅延しやすいなという印象を持っていました。
今回の時刻修正の大半は普通のスジに余裕を持たせた形になっていますので、おそらく旧ダイヤの実績を踏まえた見直しなのではないかと考えています。
守谷発区間快速のスジをずらしたのは、前後の区間快速に比べて利用率が若干低いのでバランスをとったのかもしれませんね!!
20分サイクルベースが30分サイクルベースになりました。
開業時ダイヤの18時台では守谷~つくば間の1時間あたりの本数が快速2本、区間快速3本になっており、快速を1本間引くパターンだったのは、当初から当該区間の区間快速の本数が確保されていることのほうが重要であると捉えられていたのではないかと思います。
その後守谷行の快速がつくばまで延伸する形になり、しばらく維持されたものの、他の時間帯において同区間の各駅停車列車(区間快速・普通)を増発して毎時4本確保する流れになっていたことから、夕ラッシュ時も合わせた印象です。
特に守谷で時間調整を行っていないため、運転間隔は10、20分間隔ですが、秋葉原口の運転間隔を優先した(利用率の均等化、従来のパターンに極力近い形をとった)という事でしょうね。
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また、普通の区間快速八潮待避が無くなったことも、利用状況に変化を与えそうです。
普通の秋葉原発時刻は殆ど変えずに、区間快速スジを流山おおたかの森までやや寝かせて対応させていますが、普通が流山おおたかの森まで先着するとなると、幾分普通にシフトする人が居そうな気がします。
近距離利用の人がその分座れなくなった形で普通の利用率UP、優等の利用率ややDOWNとなるのかな?と思いますが、実際に調査して確認してみたいところです。
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コメントは以上です。
色々と気になるので、近日中に利用状況調査をしておこうと思います!!