2009年9月15日東急田園都市線溝の口駅朝ラッシュ時混雑調査
今日は非番だったのですが、思いのほか職場を早く脱出できたことから、大井町線延伸から2ヶ月経った溝の口駅における田園都市線の混雑状況を調査してきました、
過去のデータを含めて変化状況を分析をしたいと思います。
以下は比較対象の関係コメントです!!
<大井町線延伸前の朝ラッシュ時溝の口駅混雑調査>
https://okiraku-goraku.com/2009/06/post-433.php#more
<大井町線延伸時の日中時溝の口駅利用状況調査>
https://okiraku-goraku.com/2009/07/2009727.php#more
グラフを見て明らかな通り、大井町線延伸により田園都市線の混雑が相当緩和されたというのが率直な印象です。
溝の口における渋谷方面・大井町線方面の利用比率は過去のデータから75:25程度と推測していたので、大井町線の急行設定や増発などで、25%をちょっと上回るくらいのシフトがあるのではないかと推測していましたが、実際それだけシフトすると混雑緩和が半端無いです。
あくまで二子玉川までの効果ではありますが、局所的に混む区間が緩和されたことは望ましい状況だなぁと素直に感じています。
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データを分析していきますと、延伸前調査時の60分間混雑率は6扉未補正値で164.1%だったのが、延伸時では同条件で120.9%になっており、比率は73.7%になります。
種別ごとに見ると、準急は179.0%が145.7%(81.4%)、各駅停車は140.4%が87.4%(62.3%)になっており、各駅停車の減少率が大きいことが分かります。延伸前は準急の混雑が厳しく、場所によっては乗れない状況から各駅停車を利用していた人が準急に乗れるようになったという事かと思います。
車両位置ごとに見ると、例えば準急では1両目から5両目が延伸前の70~75%程度なのに対して、6~10両目が同80~95%程度になっており、大井町線に乗り換えるのに便利な車両の混雑が大きく緩和されたと見ることが出来ます。
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交互発着がなくなった事については、影響がまったく無い訳ではありませんが、60分あたりで28本出発しており、発車時のてこずりが殆どなくなった事から支障はほぼ無いと見て良いと思います。
唯一発車にてこずったのが、8:18発の大井町線急行狙いのホーム待ち列が田園都市線側端部まで達したため、対面に居た各駅停車が8:17:02のタイミングでドアを閉めたのに、大井町線急行のドアが開いてホームから人が居なくなるまでの57秒間発車をしなかったという事がありました。
この大井町線急行が最混雑だった訳ではなく、これ以外ではそれほどの状況にはならなかったので、パターンが異なる路線の接続タイミング、南武線からの乗換タイミングなどさまざまな要因が重なった状況ではありましょうが、入線タイミングなど見直しが必要な部分はありそうだなと感じました。
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田園都市線メインで調査していたため、大井町線については見れる列車だけ見ましたが、急行は概ね140~160p、無待避・旗の台待避各停が100~120p、上野毛待避各停が90~100p程度でした。
予想以上に急行の混雑が目立つのも、直前の上野毛待避の人気が無いという事の裏返しかと思います。とは言え待避しない訳にもいかないので、旗の台待避各駅停車を可能な限り後ろにずらして急行の前列車間隔を縮める等の工夫は必要かもしれません。
現行ダイヤでは溝の口~二子玉川間は急行を含めて3分等間隔になっていますが、二子玉川で若干調整しているようなので、それを溝の口の段階からやるというのが現実的なセンかと考えます。
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以上、基本的に田園都市線にとっては大きな改善と言える状況でしたが、若干の修正点もありました。
目黒線の武蔵小杉延伸時、日吉延伸時の次の改正で修正を図っていることもあり、大井町線についても次回改正で修正が図られるものと思われ、期待しておくことにします。
今回はこんなところで!!