2009年9月17日小田急線世田谷代田付近工事調査(2)
2009年9月17日小田急線世田谷代田付近の工事調査をしてきました。
その(2)として世田谷代田駅の上り線仮線化に関係する、梅ヶ丘~世田谷代田間の状況を車内から確認しましたので、簡単にコメントしておきます!!
梅ヶ丘駅構内は基本的に変化はありません。
新宿方の暫定分岐の位置が勾配部分にかからないようにするなど、今後の工事を見越した構造になっていることから、複線である限りは新宿方の線形がどうなろうとも梅ヶ丘構内を弄る必要が無いのだろうと思います。
切り換えられた仮上り線は仮下り線に沿っていますが、切換口付近はやや線間が開いた形になっています。
切換口の位置が上り線側のこれから施工する範囲に一致しており、線形確保の観点と工事支障のバランスでこの線形になったのかなと思わせる形です。
旧上り線が撤去された部分では既に施工が進められているのが見えます。
防音壁の構造が本設構造で作られている部分は地下化後も使用する設備、その先の白色の仮フェンスが組まれている部分がこれからアプローチ部分を作る範囲という事になりますでしょうか。
隣接する道路が上り勾配のところを下り勾配で進む形になるので、U型構造の側壁は高いでしょうから、土木工事的に見ごたえがありそうな感じで、ちょっと楽しみです!!
仮線区間を進んでいくと、更に世田谷代田側で1線ぶん線路が曲がっています。
最終線形は直線的に地下区間に進んでいくと思われ、世田谷代田の仮線はやや外側に設けたことが分かります。
環状7号線交差部付近状況です。
既に下り線切換の段階から準備されていた区間で、イメージ通りの状況です。
踏切を境に駅側は工事桁による仮受け構造のようですね。
環状7号線側は施工方法が異なるので仮受けする必要が無いということです。
工事桁仮受け構造は世田谷代田駅端部まででした。
切換口付近の軌道ですが、仮線には珍しくラダー構造のようです。
上下線とも同様で、騒音や振動を考慮しているのかなと思った次第です。
もともと世田谷代田から下北沢間は曲線区間でしたので、仮線のほうがむしろ線形は直線的になった印象です。
切換から日が経っていることもあり、左側の旧線部分に対してはフェンスが組まれており、鉄道部分と工事部分が切り離されていました。
今回の調査は以上です!!