2009年9月22日京阪本線淀駅付近工事調査(3) 駅施設編
2009年9月22日に京阪本線淀駅付近の工事状況を調査しましたので、報告します!!
その(3)として9月12日に高架線に切り替わった下り線の淀駅施設および周辺の状況です。
既存の駅を京都方に移設しての高架化という事もあり、極力既存の改札に近づける意味合いがあるのか、ホーム端部に階段が設けられています。
そのため、ホームの幅は端部が細くなる形ではなく一定の幅がある形状になっています。
ホーム中央部にはエレベータと待合室があります。
一体構造になっており、スタイリッシュな雰囲気を醸し出していますね!!
京都方には階段が2箇所ありますが、いずれも競馬開催時の臨時改札へ向かう階段という事で、柵で仕切られていました。
通常期は基本的にこの状態であると思います。
大阪方の常時使う階段よりも幅が広いのは用途故といったところでしょうか。
京都方はその(2)でコメントしたとおり、引上げ線が設けられており、上り線部分も一部先行構築がなされています。
上り線側の電架柱が曲線で折れ曲がっている部分は最終形、そうなっていない部分は暫定形のようですね。
写真-4でも写っていますが、上り線の軌道も敷設されており、ホーム上家鉄骨も可能な範囲で設置しており、仮の支柱で支えている状況です。
今後下り線に近接した位置での上り線側の施工となるので、極力離れて施工できるよう、可能な限り施工したという事がここでも分かります。
大阪寄りの上り線部分は高架橋のみ構築がなされ、軌道は敷設されていない状況です。
京都方との施工条件の違いはよく分かりませんが、ホーム上家鉄骨は同等程度施工が完了していることから、スペースや施工上の理由と思われます。
改札口に近い付近の状況です。
ホーム端部の階段が改札の目の前で、そこから京都方に進むとエスカレータ、エレベータという配置になっています。
右側に見えているのはスロープで、バリアフリー対応の施設ですが、なぜにスロープ?と思って京都方を見ると、数段の段差があるのですね。
こうした新設構造でこのような微々たる段差は珍しいなと思いましたが、どうやら周辺の地盤面との関係で交差道路を避ける必要があるためのようです。
仕方ないところですね。
構内図を見ると、臨時改札口のほうが改札口が大きい感じなので、自動改札もどーんと並んで居そうですが、通常の改札口は4列のみあるのみです。
左側の柱の奥に上り線側の高架橋が構築されたあとが最終形なので、まだ暫定状態でしょうが、規模としてはこのままという気もしますね。
改札口は2Fの高さに位置しているおり、出口からは階段、エスカレータ、エレベータを用いることになります。
こちらも上り線側の高架橋構築前の暫定状況という事で、上り線側にも幾分設備が設けられそうな気はします。
構内図から読み取れないので、この程度のコメントに留めておきます。
手前の道路が奥に向かうにしたがって上り勾配になっているのが分かります。
出口付近以外はまだまだ工事中といった感じでした。
時間が無くて奥側は未確認です・・・
次回の切換で上り線が高架化されますが、このアングルでみると間違いなく旧下り線の位置に高架橋を構築することになりそうですね。
おそらく今後上り線脇に防護柵が設置され、その奥で高架橋が構築されるものと思います。
淀駅下り線の高架化に伴い待避機能が出来たことから、ダイヤ改正で八幡市の下り線待避がなくなりました。
そうなると少なからず動きがあるのかな?と思ってみてみたら、さっそく大阪方の分岐が撤去されて棒線化されていました。
最終的には線路は完全撤去されるのかどうか分かりませんが、近いうちに動きは出てきそうな状況ですね!!
以上です。