成田新高速ルート開業時のダイヤを考える!! (1)
仕事がピークに突入しまして、現地調査をする機会がまったく無いので、ダイヤ想定で乗り切ろうかと思います。
タイミング的にネタとして良いのは成田新高速アクセスかなぁということで、若干考察してみたいと思います。
まずは、その(1)として幾つかのソースから確認が出来ている「成田新高速ルートの一般特急46本運転」の意味合いを探ってみたいと思います。
まずは、現状を把握しようという事で、簡単に終日の運行状況を図にしてみました。
この図から分かるとおり、快特13本、特急28本、通勤特急2本、快速3本、普通6本の52本運転となっており、早朝の1本を除いては京成上野発ないし押上線方面からの列車になっています。
夕ラッシュ、深夜帯は通勤輸送優先のためかややパターンが崩れているものの、概ね20分間隔毎時3本の運行形態になっています。
次に一般特急を46本京成上野~成田空港間(成田新高速ルート)に設定してみます。
運転区間が京成上野発であることを確定する記述は見つけられませんでしたが、日暮里~空港第2ビル間59分という表現から、基本的に京成上野発であると推測しました。
また上記59分の捉え方としては、同区間のスカイライナーの所要時間が36分になっており、所要時間差が23分であることから待避を加味している可能性が高く、待避時間3分を除いた56分に京成上野~日暮里間、空港第2ビル~成田空港間の所要時間を足して62分としました(この時間は今回の分析ではあまり厳密性は求めていません)。
で、46本を設定してみましたが、ごらんの通り早朝・深夜以外ほぼ20分間隔で設定される感じになるのですね。
京成本線ルートもあるので、成田新高速ルートだけで現行の52本を確保するかどうか分かりませんが、早朝・深夜は京成本線ルートにしようとすると、所要時間差がありすぎてうまく行きません。
なので、成田新高速ルートの各駅停車が早朝深夜に設定されるか、もしくは早朝深夜は運転本数がやや広き、終日一般特急が走るといった形のほうが空港アクセスという観点では妥当かなぁと想定します。
とりあえず、特急と普通の京成上野~京成高砂間、京成高砂~新鎌ケ谷間の所要時間差が10分であることから、72分運転の各駅停車を早朝・深夜に3本ずつ設定したのが図-2です。
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このイメージだとすると、通勤輸送を優先するため、朝夕ラッシュ時は押上線方面の輸送がメインとなり、そこに空港輸送を加える形になっていたのが切り離せそうな印象を受けます。
現行の快速程度の本数は京成本線系統も設定されそうですが、どうなるか興味深いところですね!!
その(2)に続きます!!