2009年10月12日JR新青森駅改良工事調査
2009年10月12日にJR新青森駅の東北新幹線延伸に伴う改良工事を確認してきましたので、報告します!!
確認出来ない新幹線関係構造物は確認のしようが無いので、在来線部分に着目してみました!!
以下、コメントです。
まずは軌道工事状況のチェックということで、秋田方から見ていきたいと思います。
写真-1は分岐部分の状況です。
既に分岐が挿入されていることが分かります。
その先は道床部分の施工も完了していないことから、既設営業線に関係する部分から施工を進められていることが伺えます。
もう少し駅側に寄った位置の状況です。
既にホーム構築が進んでいるのが奥に見えますが、その端部に対してかなり手前から分岐していることが分かります。
関係サイトで調べたらホーム有効長は10両との事ですが、分岐部の有効長はそれよりかなり長くなっていますね。
恐らく貨物列車等の運行を踏まえているかと思われます。
駅ホーム部分の状況ですが、ホーム桁、ホームPC板、上家支柱鉄骨架設まではほぼ完了しているようで、仮設足場状況から屋根部材施工中といったところでしょうか。
順調に施工が進んでいるようです。
一方で行き違い線の軌道工事が殆ど進んでいませんが、作業ヤードとして新設線側のスペースを活用しているからなのかな?と感じます。
軌道を敷設してしまうと、ホームの施工をするのに軌道を跨ぐ形になってしまいますからね。
新幹線交差部付近の状況については、既に営業線用ホームとして使用している部分と秋田方の新設部分の間は完全には繋がっておらず、PC板を設置している状況でした。
新幹線交差部だからではなく、ホーム上設備の施工がしやすいようにホーム端部の施工を後回しにしたような印象です。
材料仮置き状態から、近々に仕上げに入りそうです。
青森方の既に使用開始している部分の状況です。
秋田方の進捗に比べて動きが殆ど無く、ホームについてはこのままといった感じになっています。
行き違い線構築後は上下線で明確に分離するのかな?と思いましたが、ホームが長い直線側と短い分岐側で使い分ける可能性もありそうかな?
この区間の新幹線延伸後の最大編成長が分かりませんが、そんな気がします。
ホーム端部から青森方を見たアングルです。
分岐方は地盤部の整地まで完了している状況で、軌道が仮置きされていることから、今後道床構築・軌道敷設が行なわれるものと思われます。
こちらもホーム端部から分岐まで結構な距離がありますね。
青森方分岐部の状況です。
秋田方と同様に分岐のみ挿入が完了しています。
線路脇のトラフ等の敷設が行なわれており、信号関係の工事に向けた準備が進んでいそうです。
次に駅部の工事状況をチェックしました。
北口・南口いずれも駅前の整備が行なわれており、現在は仮の歩道がそれぞれ設けられているような状況です。
営業部分に対しては橋上通路が設置されており、その中間にホームに下りる階段が設置されています。
この橋上通路は仮設かつ工事のために設置されたもののようで、工事完了後は撤去されそうですが、秋田方に施工中の階段を使用開始することが撤去の条件となりそうです。
となると、北口・南口から新設階段への移動ルートが確保されてからという事になるので、もう少し先になるのでしょうか?
現在近い箇所に北口・南口いずれも階段らしきものが構築されていますが、調べたところ自由通路のようでして、現行ホームには降りれる構造にはなっていません。
よって、新幹線と共用する改札口関係が使用開始されてから、既存設備の撤去を行なうというのが自然な流れと言えそうです。
新幹線交差部の青森方部分の状況です。
右側部分が現在営業している部分で柵から左側が新設構築部分になります。
上家鉄骨は新設部分で構築しており、構築後に柵を撤去してホームを一体化する流れとなるでしょうか。
この部分より青森方は仮設橋上通路の撤去等含めて、どういう仕上げか分かりませんが、いずれにしても後の施工となりそうです。
新幹線に係る部分については概ね施工は完了しており、駅前整備等の付帯工事の完成を待っているかのような状況です。
おそらくそれら工事の完了と合わせて在来線の駅施設の使用開始を行なうと思われ、その後一気に在来線駅部の施工も進んでいくものと推測します。
最後に連絡通路構築状況です。
南側はロータリー部の施工と合わせて、階段等部分の施工が進められている状況です。
新幹線駅舎部と一体化されていますが、青森方の端部(写真のガラス張りの部分)は連絡通路になっていて、既に施工が完了している状況なので、階段設置完了時点で使用開始することが出来ますね。
南口側と同様の状況です。
関連サイトから観光情報センターという設備が設けられるようで、南口側と比べて階段等だけではない分設備は大きくなっています。
簡単ですが、以上です!!
よく分かっていない部分もありますので、認識誤り等あるかもしれませんが、ご了承ください。