2009年11月15日

2009年11月15日京成線空港第2ビル駅工事調査(1)

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 2009年11月14日に切換工事が実施された京成線空港第2ビル駅の工事状況を調査してきましたので、3回に分けて報告します。

 その(1)として、切換状況と上下ホーム分離状況についてコメントします!!

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写真(というか図)-1:空港第2ビル駅切換状況

 まず、切換状況ですが、上の図でわかるでしょうか?

 線路の移設自体は京成成田方の新上りホームから上り線に直接つないだだけのようです。

 下の図の水色部分は成田新高速ルート列車が使用する部分なので、当面は使用されない部分です。今日見たら工事用車両が仮置きしていました。

 点線部分は不必要部分ですので、今後撤去されるものと思われます。

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写真-2:下りホーム京成成田方延伸部(施工中)状況

 この切換が実施されても一部範囲の工事は残っているようです。

 上りホームに関する部分は明日コメントしますが、下りホームで言うと京成成田方のホーム延伸はまだ未完成状況でした。

 成田新高速ルート開業前なので、まだこの部分が完成してなくてOKって事なのでしょう。

 延伸長さは目測で約2両分で、完成すると16両編成程度の長さになります。

 成田空港方面ですので、系統で停止位置を変えるといった事をするメリットはあまり無さそうですが、成田空港方が単線なので、縦列停車が出来る構造にしているのだとすると、相当面白いことになりそうですが、果たして??

 延伸部分のほうがホーム高さが高くなっており、今後現行ホーム部分に手を入れている可能性は高そうです。

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写真-3:下りホーム状況

 上下分離に伴い、下り専用ホームになった既存ホームですが、乗車位置目標の部分に下り専用の旨が記載されていました。

 停止位置は従来の下り列車と同様のようです。

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写真-4:上りホーム成田空港方端部状況

 新しい上りホームに移動して、成田空港方を見てみると、ホーム端部は将来の複線化を見込んだようなトンネル構造になっており、暫定で単線側への渡りを構築しているみたいです。

 構造上こういう形にしているのはよく有りますが、ちょっと将来を期待したくなる感じでしょうか?

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写真-5:上りホーム端部から成田空港方分岐部を望む

 上下ホームが離れているため、下り線との合流までの距離があります。

 真新しいコンクリート構造は良いですな。

 なかなか良い仕上がりになってしますぞ!!

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写真-6:上りホーム成田空港方スカイライナー停車部状況

 上りホームは両端部の構造から、これ以上延伸できないようです。

 その長さは?というと、成田空港方に停車するスカイライナー8両と京成成田方に停車する一般列車8両が2両ぶんラップする形の14両ぶんの長さです。

 下りホームより短くなっており、もう少し長く出来れば・・・という感じですが、構造上仕方ないのかなという印象です。

 施設面は明日詳しくコメントするとして、スカイライナー停車部の状況ですが、乗車位置が1両に1箇所で列が長くなることを踏まえると、一般列車ホームと同等幅を確保しているのは妥当なところでしょうか?

 椅子は下りホームとの連絡通路の間に適切に配置しているようです。

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写真-7:上りホーム京成成田方一般列車停車部状況

 一般列車用ホーム部分もスカイライナー部分と同様の構造になっています。

 前述の通り停車位置が2両分ラップする形になっていますが、一般列車の停止位置は端部の先頭基準であるため、6両の場合はラップしません。

 とはいえ特急など一般列車の大半は8両なので、基本2両ラップすると見て良いでしょう。

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写真-8:上りホーム端部から京成成田方を望む

 京成成田方のホーム端部からトンネルを臨むと、京成本線方面と成田新高速ルートの分岐が見えますね。

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写真-9;上りホーム中央部にある黄色いB標識

 今日ちょっと気になったのはホームから確認できる線路上の諸標類です。

 成田空港から6両分の位置にBという黄色い標識があり、あたかも停止位置で系統分離するような感じになっています。

 気になるので京成成田方端部を見ると・・・

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写真-10;上りホーム京成成田方端部にある赤いA標識

 お? 赤色のAという標識があります。なんでしょう?

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注:コメントを頂き、AとBの標識は系統を区別するものではないことが分かりました。詳しくはコメントを参照ください。信号関係弱いのバレバレです(苦笑)・・・(2009/10/16)。
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 標識の件はよく分かりませんが、側壁の停止位置目標の準備施工がなされており、京成成田方には1両1ドア程度のスパンで掲示準備が、成田空港方にも30枚程度の掲示準備(こちらはスパンにややばらつきがありますが、施設の関係か?)がありまして、京成成田方・成田空港方それぞれにスカイライナー、一般列車が停まる準備をしているかのようです。

 このことから、成田新高速ルートが開業した場合には、系統で停車位置を分けるという可能性もありそうです。位置で番線を変えるなどして明確な系統分離をするといった事があるかもしれません。

 AとBの区別がよく分かりませんが、現行のスカイライナーの停止位置目標が暫定的な雰囲気を感じたので、どちらかというとA部分が本線系統でB部分が成田新高速系統という使い方になるのかなぁ?という感じがしています。

 仮にそうだとすると、一般列車側の「特急・普通」という表現の意味合いが何となく成田新高速ルート開業後を見越した感じという気がしないでもありませんが、どうなのでしょうかね??

 こうした設備は異常時等の対応で縦列に停車させることを想定しているのかな?と思えるフシもありますね。特に別系統からの到着となる下りホームについて、あえて数両ぶん延伸しているのも2列車縦列を想定しているとすれば、何となく頷けるような気がしないでもありません。

 非常に興味深い状況です!!

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 明日は施設面・案内面をもう少し掘り下げたいと思います!!