2009年11月29日小田急線下北沢駅工事調査
2009年11月29日に小田急線下北沢駅の工事状況を調査しましたので報告します!!
下北沢駅についてはシールドトンネルの施工が進められていることから、地上部分での変化が乏しく敬遠してきたものの、所要で通ったので改めて状況を確認した次第です。
以下、コメントです!!
上下線とも工事桁での仮受けが完了しており、地下でシールド機械による掘進が行われています。
ホームに掲示されていた工事状況概要によると、上り線のシールドは下北沢駅前後付近が完了しており、現在は下り線を世田谷代田方に向かって進んでいる状況のようですから、見えないところで着々と進んでいるといった感じです。
地下でシールド工事が進む一方で地上部では特に変化が無い箇所も見られます。
これは、小田急の公式サイトの施工順序で分かるとおり、シールド地下部分を構築して、切換を行ったあと上層部分の構築や井の頭線交差部橋脚の改修等が行われるためですが、現行地上線がなくならないと施工できない状況であると捉えれば、現場条件が見えてきますね。
井の頭線の橋脚は現行小田急線の上下線それぞれに2箇所ありますが、改修後は桁のスパンが伸びて2つの橋脚で支える形になります。
小田急線の上層函体を構築するために広げるため、その前に切り換える手順になっています。
その橋脚受替えの施工方法が興味深いですね♪
世田谷代田方については、線路脇に仮土留杭が構築されており、上部を工事ヤードとして活用しています。
この杭位置は掘削を考慮した形状になっていますから、恐らく井の頭線交差部を含めた東北沢方も同様の形状となるものと思われます。
駅舎の関係があるので、若干状況は異なるかもしれませんね。
上りホーム側も同様の状況ですが、ホーム脇の用地がある分、土留め杭施工位置が外側になっているようです。
上りホホームの壁面部分は仮設フェンスに置き換えられており、その背面側で前述の土留め杭他施工が進められているようですね。
世田谷代田方の線路上構台の形状から下り線・上り線側の杭位置が分かりますが、やはり工事スペースギリギリ端に施工しているようですね。
出来る工事は出来る限りやっていくような感じですが、そこはやはり綿密に組まれた工程通りなのかと思われます。
まずは小田急線の地下化があって、そのあと目に見えて施工が進んでいくような感じになるでしょう。
出来れば、そのプロセスも周囲から見えたら良いなぁと思ったり(笑)。
また機会があったら見てみます!!