2009年11月27日JR南武線南多摩駅付近工事調査
2009年11月27日にJR南武線南多摩駅付近の工事状況を調査しましたので、報告します!!
稲城長沼駅付近連立工事の進捗に伴い、矢野口~府中本町間の下り線の仮線切換が10月3日~4日にかけて実施されました。
現地に行くタイミングが無く、約2ヶ月後のチェックとなってしまいましたが、仮線切換後の状況と工事進捗状況を確認しましたので、今日は南多摩駅付近についてコメントしたいと思います。
府中本町側の切換口付近の状況です。
切換後しばらく経ったことから、旧線の面影が無くなっています。
下り線脇の線路防護柵の奥を望むと、既に旧下り線の軌道は無くなっていました。
南多摩駅府中本町方状況です。
仮設駅といってもキチンとした構造であります。
下り線側は工事施工エリアに近接した位置関係であり、電架柱も含めて今後の施工に支障しないようになっていますね。
決してホームが狭いという感じではありませんが。
南多摩駅稲城長沼方状況です。
一般的な相対ホームという感じで、線形も上下線で異なるといったことはなく、至って普通です。
踏切は下り線移設と合わせて遮断管の位置も変更されており、遮断時間が上り線仮線切換前のレペルに戻ったものと思います。
旧線側は線路防護柵が構築されており、奥を望むと既に旧下り線は無くなっていました。
暫くは下り線脇旧線側に線路防護柵が並んでいますが、ある部分からはH鋼の柱に置き換わっています。
今後高架橋を構築していくため、仮線側に対して高さのある防護柵が必要なのでしょう。
このあたりの防護柵が最も高いですが、これが最終高さでしょうか。他の部分もこの高さになりそうです。
以遠の状況は明日の稲城長沼付近編でコメントします!!
仮下りホームは仮上りホームと異なり、屋根が府中本町方端部まで伸びています。
ホーム全体にある訳ではなく、川崎方は高架橋が近接して構築されていることもあってか、階段を境に屋根がありません。
仮上りホームは逆に川崎方端部まで屋根がありますので、比較的利用客が留まる位置に屋根を設けたといった感じでしょうか?
改札口の位置は変更されておらず、約3線ぶん移動した仮下りホームへは連絡通路が設けられています。
旧ホームの撤去がありますので、通路脇は仮フェンスで囲われています。
こ線橋の階段脇から旧下りホームの撤去状況が確認できました。
既に軌道は無くなっており、今後ホーム上の階段、ホーム基礎撤去を順次行っていくものと思われます。
こ線橋については切換のステップが関係していると思いますが、一部分だけ既存構造物が残り、前後部分に仮設の新設構造物が接続された形になっています。
写真-11の状況を外から見ると、こんな感じです。
最終的には総て撤去しますが、活用できる部分は活用したという感じでしょう。
明日の稲城長沼編に続きます!!